支配しているのは……


 国に流通している食物には、秘密裏に薬物が混ぜ込まれている――

 そんな衝撃的な設定を持つ彼女。案の定、友人はまともに取り合わないのだが、彼女にとってはそれこそ信じ難い振る舞いであった。

 孤独な厳しい戦い。果たして、彼女は「敵」に打ち勝つことは出来るのか?



 苦笑しつつも、薄ら寒い怖さを覚えた作品。

 彼女は一人で戦っているわけだが、それはみんなが合っていることを意味していないし、
 自分が彼女と違うことを意味してはいないのだから。

 
 あるいは、そんな裏を読まず、二人のダウナーなコントとして受け取るという手もある――