正体不明の存在が、想像の斜め上をゆく――予測困難な日常的ホラー


はい様とは何者なのだろうか……
『都市伝説』、『謎の置き配』、そして『正体不明の存在』……
これらのホラー要素がいざなうように絡み合い、眼前に横たわる恐怖から目が離せません。
様々な憶測を飛ばしてみても、それらを掻い潜る予測困難な展開に本作の魅力を感じます。

関わってはいけない……でも、関わらざるを得ない。

命の悲鳴が聞こえる――
でも、それでも、助け出さねば……

強烈なサブタイトルに負けない読ませる力がこの小説にはあります。
日常に潜む仄暗いホラーを、ぜひ体感してみてください。

その他のおすすめレビュー

刹那さんの他のおすすめレビュー800