夕日のオレンジ色が

古い校舎の階段に。

サッシュの影を落としていました。


白いカッターシャツの細いリボンに。

歪な模様を浮かべていたのを。


今も。

そう、今も覚えている。


一位にはなれなかったけど。

僕は、告白した。


好きです。


彼女は。

はにかむように俯いて。


コクンと。

頷いてくれたのでした。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

さぁ、踏み出せ! 進藤 進 @0035toto

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る