宇宙人の地球侵略計画
旋転星 当
第1話 食糧庫に出陣
宇宙人の地に入り込んで1週間。私は宇宙人の疑似的な体を作った。宇宙人は人間と呼ばれる者でどうやら私たちの???と同じ宇宙人内での呼び方。
ここ一週間で私は地球の言語を習得した。この場所以外にも別の言語は存在するみたいだがひとまずここから侵略していくとするか。宇宙からみてこの場所は島国であるため、助けを求めるには不利な状況なはずだ。
早速今日も侵略をするために人間の生態をみていくとするか。今回のミッションは食糧庫を偵察し、食糧を持って帰ること。さあ仕事を始めよう。
食糧庫と思われる場所にやってきた。私と違って人間は大きいものを歯で噛み砕きエネルギーを得ている。私は星屑を吸い込んでエネルギーを得ているため、こんなに面倒な食事はごめんだ。中に入るとひんやりと涼しい空間だった。そこにいろんな場所にいろんな文字が書かれていた。残念なことに一部しかわからないため、解読を報告するにはまだ期間がいる。じっくり観察する必要があるようだな。
数分みていると人間は黄色い紙の下にある商品に集まっている。この黄色い紙にはなんてかいてあるのだろうか。
「今日の特売品あったわ!」
と少し年をとった人間が早歩きでその場所に向かっていった。
(とくばいひん…)
また知らない単語が聞こえてきた。こういうものはメモをして解析しなければ。
「お兄さん!そんなところにいるとトマトが売り切れちゃうよ!!!」
突然さっきの人間が袋にはいった赤い物体を私に持たせた。突然の出来事に私は人間と赤い物体を交互に見た。
「あらやだ。てっきり熱心にみていたからこの特売の集まりに慣れてないのかと思って。ここの野菜安くておいしいから早くとらないとすぐに消えちゃうのよ。」
目利きはいい方だと思うから!と言って人間は立ち去って行った。2つの赤い物体はトマトというようだ。あんまり換金できていないからここでお金を使うわけにはいかないのだが。
「せっかく人間が選んだものだ。買っていくか。」
金を換金して手に入ったお金でトマトを購入した。
早速宇宙船に帰り上司に報告をした。トマトと呼ばれるものはやはり人間の食料であることが分かった。とくばいひんの意味は食料ではなかったが食料を手に入れるのに重要な手がかりであることもわかった。どうしてわかったのかというとここは企業秘密である。決して人さらいをしたわけではない。決して。
さあ毒味をするまでが食糧を見つけた私たちの仕事。味を報告すれば今回の任務は完了だ。
パクリ
「なんか…グチョグチョする…。」
人間、悪いな…。私は苦手だ…。
宇宙人の地球侵略計画 旋転星 当 @sentenbosi777
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます