設定
以下、今回のお話の裏設定諸々。
ふんわりゆるっと設定した内容なので改めて言葉に起こすとヒドイですなこれ。
ラーダ
とりあえず、主人公の青年。樹海を思わせる深緑の髪と双眸を持つ。大陸の半分をしめる広大な樹海の果ての崖っぷちに居を構える。大分昔は人間だったが、ある事をきっかけにウッカリ神へ昇格したうえに、世界をまるっと託されてしまった苦労人。遍く理を司る、世界の理そのもの。世界再生後は自責の念に駆られること多々あり。
世界に影響のない程度に干渉しては崩壊しないように維持管理もしている偉い神様。だけど世間一般には知られないように、その辺りはぼかして過ごしている。
居城の近くで遭難した一家の生き残りの赤子を拾い、目に入れても痛くない我が子として構い倒して育てている。
日々、執務室で行っている書類仕事は一体どこから舞い込んで、どこへ結果がもたらされているのか。居城内にあるデッカイ図書室はどれだけ広く繋がっているのか等々、色々追及するのも憚られるよなミステリアスな神様でもある。この世界の唯一神だけれど、人族などの知的生命体へ周知をしていないので、この世界では全く想像上の存在しない神様がまことしやかに崇め奉られている。
マグラード
ラーダの居城近くで災難に遭った一家の生き残り。どうやら事故現場の様子から、どこぞから追われて馬車で逃げていたところ、樹海の魔物に襲われていたみたい。おびただしい血の海の中で大泣きしていた。襲ってきた魔物については、赤子の泣き声に気が付いて駆けつけたラーダが処理しました。
そのまま拾われ現在に至る。見た目が女の子みたいで可愛らしい男の子。白金色の綺麗な流れるような長髪に木漏れ日の若葉色の
世界と理の神様
世界を創造した理の神様が幾星霜の年月を経て全てに辟易した大分昔の過去、それに呼応するように創造された世界は何度も崩壊の危機に直面。そのまま崩壊させるのも癪なので、その都度、対抗馬として神に物申したてることができる存在を爆誕させる。ただ、なぜかそれらは満足のいく回答をしてくれず、いままでの世界の維持存続のみを願ってきた。理の神様は、せっかく爆誕させた対抗馬もこんな程度かと落胆。ただし、彼らの願いを聞き入れてあげる優しさはありました。条件付きで、願いを実行するには君らを構築している生命力をつかわさせてもらうよ、て感じで対応していました。ほんと神様とは身勝手ですね。その都度、世界は修復修繕されるものの、根本(神様の憂鬱)が直ってないのでまた崩壊しだすという堂々巡りも幾星霜。そんな折、維持存続ではなく新規一点して世界の再生を願ってくれた気概ある存在が現れたのです。これ幸いに、自分のすべての権能と併せ彼に全てを引き継いで(丸投げしたうえに、熨斗つけて押し付けていったとも言う)前任の創造神たる理の神様は役目を終え、その存在も消滅いたしました。
で、世界再生時にどんな生命力を代用したかというと、この世界の遍く半分を平等に再利用しました。人から精霊から植物から動物から魔物から現世から幽世から諸々全てです。再生したその瞬間、全世界が強烈な光に包まれ、その光が引いたあとは、目の前の存在が消失している方々も勿論いらっしゃいます。なので知的生命体などの間ではその時のことを神の鉄槌として伝承が伝えられています。曰く傲慢に過ごした種族に神の怒りが落ちたとかどうとか。世界の再生後は世の中がすんごい暗く沈みましたが、様々な復興と共に現在では立ち直っている感じです。
ある日、ある時、ある場所で 颯龍 @so_ryu
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