どんな言葉も誰が言うかで呪文に変わる

主人公と同級生の距離感、進路の悩み、大学生活にイラスト描きとして考えてしまうあれそれ。それら全部がリアルで共感できて、そこに一つだけ落とされている〝不思議〟がこのお話のポイント。
この〝不思議〟は一体なんなのか。その正体が分かった時、思わず「あー!」となって主人公と一緒に呪文を叫びたくなる。

リアルなのに甘すぎなくて、甘すぎないのに読んでいてニマァっとしちゃうアオハルをお求めの方は是非!

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