よむてがとmありませんでした。
- ★★★ Excellent!!!
モキュメンタリー文学と称すればいいのでしょうか。
本作は、特定の界隈の人にとってはあまりにも、あまりにも身近である経験に基づいた、“他人ごと”が“自分ごと”になるかもしれない……そんな、現実侵食系の毛色をした恐怖が鋭い牙を剥くホラー作品となっております。
・モキュメンタリーが好き
・夢小説を書いていた
・静かに侵食してくる怪異に目がない
人に、特にオススメしたい作品です。
ホラーとしては、満足のいく恐怖感と完成度が。
小説としては、読みやすさに加えて、展開の新鮮味と緩急、そして言葉選びの的確さが。
ホラージャンルを冠する読み物として、とても満足度の高い作品だと思いますね。
是非とも一度、手に取ってみては。
するすると惹き込まれる8000字ですよ。
私は時折、ホラー作品を読み漁ってしまう夜があります。
そうですね、それは大体、ネット上の動画や小説になります。
電子の海を漂う作品に、手軽にたどり着くための脚がない時代に生まれていれば、本作を読むことによって背筋を伝う汗の冷たさには、今この瞬間には気づき得なかったことでしょう。
それはいやに気味が悪くて、どうしようもなく心地がよくて、けれどもすごく怖いから、作り笑顔もできなくて。つまり、今の私には──
──まだにべがありません。