1-11 登場人物の方言
文字だけで登場人物を差別化するのは、とても難しいです。そこで、アイテムとして考えらえるのが『方言』だと思います。
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彼女は、あの『……だっちゃ!』だけで、世界を席捲しました。(すみません、内容も絵も良かったですよ!)
実際の方言をもとにしてはいるようでしたが、全ての話言葉を方言にしている訳ではあいませんでした。文末や特徴的なものだけ、『方言らしく』していましたよね。
だから、可愛さ倍増! でした。
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自分が楽しく読ませていただいているユーディ様の『リベンジャー』という作品に登場するキャラクターは、特徴的な話し方をする人が多いです。会話だけで、性格も分かったりします。
https://kakuyomu.jp/works/16817330668477771280/episodes/16818093080411629719#end
最新話付近で、特徴的な話し方の登場人物が出てくる場面があります。
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もう一作品をご紹介します。霜月 猫様の『隣の席の広島弁美少女が俺のことを好きっぽい件。』です。転校してきた女の子が、とっても馴れ馴れしく広島弁で迫ってきます。女の子の可愛さが際立ちますよね。とっても楽しいです。
https://kakuyomu.jp/works/16817330666449758024/episodes/16817330666449760845
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最後にステキな作品です。鬼容章様の『秋田へようこそ、探偵エルフさん!』です。秋田の女の子と推理力の高いエルフさんが出会います。
https://kakuyomu.jp/works/16817330665160780365/episodes/16817330665160972019
秋田の自然や町の様子がとてもきれいに描かれています。そこに、加わる秋田弁がまた情感たっぷりな風景にマッチしているんです。
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前の回で紹介した『わかつきひかる』さんの動画サイトは、小説の書き方などを話してくれるんですが、彼女は京都弁を使うんです。こってこての京都弁じゃないと思います。だって、聞いていてどこも分からないところが無いんです。
それどころか、少し厳しい内容かなというところも、やんわりと聞こえてきて、とっても心地よいのです。
作家さんとのインタビューも、リモートで行ったりするのですが、とても楽しい雰囲気です。
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たぶん小説の主人公達は、きっと『自分の言葉』で話さないと生きてこないんだと思います。
その言葉の一つが、方言というのは、とっても日本語って恵まれているんじゃないでしょうか。
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