リベンジャー 準備期間編 第二十八章 三人の後始末
リベンジャー 準備期間編 第二十八章 三人の後始末
前回までのあらすじ。kyが開発した防衛機械兵がついに完成した。
これなら綺羅日の負担が減ると思ったが、徹夜によって、寝落ちしてしまったky。
綺羅日は叱ろうとするが、自分のためにしくれたので、見逃そうとする。
しかし、悪戯だーい好きな嬉嬉ちゃんは綺羅日の目を盗んで、脱出。
結果kyが開発したラジコンのドクロマークを押したため。防衛機械兵が暴走を開始。
このままでは、ky、綺羅日、嬉嬉は優華とリーゲンに怒られる。
三人はすぐに出撃する。
ちなみに優華とリーゲンは大極上食産種食産種である<超大地鰻>を狩っている最中だ。
その間に暴走機械兵たちをこの手で破壊しないといけない。
kyはスマホを立ち上げて、機械兵の位置を確認する。
「ジピ! 機械兵はいくつ作った系?」
「ざっと、十体じゃ」
「十体なら、サクッと倒そう!」
「マジそれなー。キー。一緒に狩っちゃう系?」
「うん! 狩る!」
嬉嬉と綺羅日は楽しげな顔で言い、先へ向かう。
kyはそれを見て、面白くなったのか。楽し気に「いいぞいいぞ! 一緒に狩るぞ二人ともじゃ!」といって、ブースターを起動して、現場へ向かう。
相手十体が街を破壊しようとする瞬間であるが、kyのブースター頭突きで相手を怯ませる。
それに嬉嬉が背後から泥剣を持って、叩くと泥剣が簡単に壊れる。
相手は油断すると同時にだ。右手に持っていた本物の泥剣で相手の頭部を破壊する。
「やったー。まず一体!」
「嬉嬉! やるじゃーん! ジピもすごいはやーい!」
「まあ、この日のために素早さをあげたんじゃー!」
kyは大きく高揚すると同時に高速で相手の体を貫き始める。
「あーしもまけてないよー!」
彼女も負けじとピンク色の双銃から連射弾を飛ばした。その弾は一斉に鮮やかな花のような爆破し始める。
派手に爆発する綺羅日の弾丸。その間kyが相手の頭を粉砕する。
kyは三体まとめて、綺羅日と共に蹴りによる乱舞で相手を動けなくさせて、最後は嬉嬉の空中尻尾を振り回して、相手の頭を破壊する。
最後に嬉嬉が一度地面に潜って、更に飛び上がり、そのまま地面に向けて泥を纏って、急降下で地面に激突。
その隙に綺羅日がピンク色の双銃と脚連続蹴りをして、さらにkyはタックルからの震脚、最後に八勁で相手の胸を貫通させる。
そのおかげで相手を殲滅にすることに成功した。
すぐにkyは残りの九体の胴体から再生コアを抜いて、それを遠くへ投げた。
「パーパ―。ごめんなさい」
綺羅日はしょぼんとした顔を下向いて、謝る。
kyは“仕方ない”と表現した顔で綺羅日を見る。
「構わん構わん。あのまたコアを奪って、修復すればいい。綺羅日。防衛の時はワシも手伝う。構わないか」
「おkおk! それならあーし。マジ嬉しいみたいなー」
「それならわーしも手伝う!」
「そうじゃの! 一緒に防衛するぞ!」
優華とリーゲンが知らぬ間にky、綺羅日、嬉嬉の家族愛がさらに成長した。
しかし、kyは知らない。九体投げたコアは魔力水晶にぶつかり、結果想像以上のビーストが生まれた。
自然でできたビースト。その自然に特化した異形の存在<ナチュラル・ビースト>に……。
しかも、それが優華とリーゲン、音々と神子、アネミの近くで……。
魔物図鑑
機械防衛兵 通常種 属性 雷
kyが作った機械兵。本来ならラジコンで操るのだが、嬉嬉の悪戯で暴走してしまった。
コアはスクラップ・デザートで回収したコアを代用したが、これが後にとんでもないビーストが生まれた……。
次回 超大地鰻を狩る優華とリーゲンと音々、神子とアネミ。新種のビースト襲来!
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