概要
因果応報。いつの時代もこんな世界であってほしい。
とある森の中。真面目な白うさぎのハナは巣穴の中で泣いていた。話を聞くと、1年に1回、群れの長老に献上するために必死に集めていた木の実がなくなってしまったらしい。不幸なことに、献上の日はこの日だった。ハナが渋々会場に向かうと、群れ一番のめんどくさがり屋な2人組、ラクとダルがたくさんの木の実を抱えていた。その中には明らかにハナが集めた木の実まで含まれていて……。群れのことを考えて自分の悔しさをかみ殺したハナ。そして献上の時間、長老の眼が光る……。
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