無機質なアルファベット名前、雨、虹……それらを渡った先には

不吉なワードがたくさん押し寄せてきます。
運命を静かに受け入れているかのようだったK。
私という読者には、Kの誘いが、なにもかもの幸福の集約でした。LがKに選ばれた。それでもう報われた――そんな気がしたのです。

雨の降るガゼボにやってきたとき、アカショウビンも力尽き、KとLとは天泣の奇跡を待つことしか出来ませんでした。

終わりはどう受け取ってもいいように書かれている、と私は読みました。短いお話だからこそ、読者にゆだねられている部分はあると感じます。
わがままな私という読者は、ハッピーエンドも、バッドエンドも、どちらの読みも楽しもうとしています。

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