第3話 ご神託

会話をしているわけではない。

私の頭の中に声が響く。

やはり目の前のおじいちゃんは、神様!で間違いないと感じた。


なお、神様!からのご神託はこうだ。

「これからお前は、お前の先祖に転生する。そしてその時代で転生した先祖が抱えていく難題に対峙して解消していく、寿命・病気・ケガなどで死んだら他の時代の子孫へ転生し、その時代の子孫が抱えている問題をクリアする。そのループを行い、お前が生きた現代。すなわちお前自身に転生した際に、今回お前が犯した罪を解消するよう努めることがお前への使命だ」


神託は続く

「転生についてのルールを伝える。転生する際には、今までのお前の記憶、知識、経験はすべて失われる。ただし、転生先で寿命を全うし、次の先祖に転生する前にこの場所に戻ると、その時点で今のお前の記憶、知識、経験が戻る。そして、転生先で培った記憶、知識、経験が追加される。そして、お前が転生先で行った行動などを私が評価し、その評価に応じて、次の転生先でいくつかの記憶、知識、経験を持ち出すことができる。持ち出せるものは私と相談して決める。

また、転生時は自分が転生者だという認識はないが、その時代で私が予め盛り込んでいる

課題・アイテムを触るもしくは使うことで自分が転生者であることを認識し、その時お前が取り組んでいる難題のヒントを授けてやる」


・・・。

私は息をのんだ。

これからゲームが始まる!

ワクワクしてきた!

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君に逢いたくて @SHEPU1990

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