新たな目的

 俺は会議室のドアをノックする。すぐに「入れ」との返事が返ってきた。いよいよだ。日本の運命が決まるのは。



「さて、昨日の案を検討した。そこで我々はこう判断した。君の提案通り、アメリカ軍を珊瑚海に誘導して、ハワイを攻めるべきだと」



 その後のことは覚えていない。ハワイ奇襲が成功したこと以外は。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 ある日の夜だった。夢の中に女神が再び現れたのは。



「あなたのおかげで日本は勝利に近づきました。しかし、まだ終わりではありません。邪神の影響は未来にも及んでいます。次の転生先でも、あなたの力が必要です」



「また別の時代で戦うのか……」



「そうです。これからも正しい歴史を取り戻すために、あなたの旅は続きます」



「次は日本とドイツが世界を二分している世界とか?」



 俺は適当に言う。アメリカが負けたなら、そういう世界でも驚きはしない。



「さあ、どうでしょうか。なんにせよ、あなたが必要なのです」



 俺は深く頷き、新たな使命に向けて覚悟を決めた。歴史を正す旅はまだ終わらない。邪神の野望を完全に打ち砕くまでは。

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暗号を作成しろ!? それは出来ないので、知識チートで成り上がります! 雨宮 徹 @AmemiyaTooru1993

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