あとがき

 もう六月です。暑い季節になってきました。


 今回の短編は、私自身が虐待サバイバー(過去に虐待を受けて育った人間)なので、私自身が普段感じていた事をそのまま短編にしました。


 “毒を盛られて保険金を掛けられても良いから、幸せな家庭の中で死にたい“そんな事を本当に考えて作品を書きましたが、暴力を振るわず暴言を言って来ない優しい両親、美味しい食事を提供してくれる母親、一緒に休日釣りをしながらまともな会話の出来る頼りになる父親、と私の望んでいた現実を小説に書き「ああ、所詮他人から享受した幸せはこんなものか」と感じ最後の主人公の気持ちへと繋げました。


 虐待はなくならなくても自身の心を自身で癒す方法を身に着けていきたい。例え被虐待児でもそうでなくてもと、感じております。


 今私は自身の心を癒す方法を模索する為にも、他者を癒す為にも心理学などを学習しています。今後も短編を書きながら自己研鑽をしていきたいと思います。


 この作品は一部過激な描写を含みますが、どうか読者様へ悪影響のない事を祈ります。それでは今作品を読んでくださった読者様へお礼を申し上げます。


吉岡有隆

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【短編】How wonderful day 吉岡有隆 @yutaka0225_

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