第3話

先日、初めてスクールカウンセラーを利用した。面談時間は1時間。女性のカウンセラーで、良く話を聞いていただいた。


お話では、娘は時分の気持ちを表現するのがあまり得意ではない様子、どのように辛いのか、どうしたいのかを、もう一度、机上に上げて、ゆっくりと話を聞く必要がある、とのこと。勉強と、コミュニケーションで課題を抱えている、とのこと。


幼い頃の発達に関してヒアリングもあった。発達に関しては問題はなく、うまく時分の気持ちを出せないことが主な原因ではないか、とのこと。


生まれて初めてカウンセリングを受けた。感想としては、まずは話を聞いてもらって、ホッとした、というのと、第三者的な立場から見てどう感じるか、を知れるので参考になる、という気がした。


結果的には娘は発達も精神も大きな問題があるわけではなく、ただ単に、コミュニケーションが下手くそで、クラスでの人間関係など、周りとうまく行かなくなっている、ことだ。


娘は漫画家になりたい、と小学校三年生ぐらいからずっと言っている。今でも毎日絵を書いている。先日も自由帳に一生懸命何やら書いているので、本人にわからないよう、覗いた。内容は主人公が、なぜ自分は生きているか、生きている葛藤、人間社会のと関わりで生まれる、疑問がテーマであった。


想定外に深い内容だったので驚いたが、本人なりに色々考えていて、悩んでいるのだな、と思う。


時おり、私自身、毎日の思い通りにならない状況、受け入れがたい現状に、我慢できなくなり、苛立ちが抑えきれなくなりそうになる。しかし、手をあげたり、暴力的なことは絶対にしないようと心に決めて、なんとか踏ん張っている。






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娘が学校に行かなくなった @read356

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