第13話 4階層でカードをget

 俺ことダークラムは、3階層の突き当りに到達した。


 もちろん階段がある。4階層に向かえる階段と思われる。


 俺とモッツァレンドは階段を降りていく。


 気をつけながら、急な段差を降りていった。


 やがて、階段を降りきり、4階層に到着した。


 4階層は3階層と変わらない景色が広がっている。


 俺達は4階層でどんな魔物が出てくるのか期待しながら進んでいく。

 

 

 すると、少し歩いたぐらいで魔物が現れた。魔物はスライムでなんと近くに居たゴブリンを飲み込んでいた。


 飲み込まれていたゴブリンは窒息しているのだろうか息をしているようには感じなかった。


 そんなゴブリンを飲み込むようなスライムが3匹ほどいたのである。


 

 俺とモッツァレンドは、スライム3匹に対抗しようと、身構えた。


 まず、モッツァレンドは手のひらをスライムに向け、手から蟲がうようよと出てきた。


 その蟲はスライムに到達して飲み込まれる。


 しかし、蟲はスライムの体内でもうようよとうごめき、核を破壊して、スライムを倒したのである。


 さらにもう一匹のスライムも蟲を飲み込んだ。


 蟲はまたもスライムの体内でうごめき核を破壊した。



 俺も蟲に負けじとスライムに向かっていく。


 スライムは、向かっていく俺を飲み込もうとして体を大きく広げた。


 やがてスライムは俺に覆いかぶさろうとした。しかし、俺はその行動を読んでいたので、一歩後退して、よけることに成功した。


 スライムは覆いかぶさるのに失敗し、地面一杯に広がっている。


 俺は、その隙に核を見つけ出し、スライムの体内にある核をベルトを剣にして貫いた。


 スライムは地面一杯に広がっているため、スライムの体内は浅く核を貫きやすかった。


 そして核を貫かれたスライムはその場で崩れ去ったのである。


 

 その時である。崩れ去ったスライムの身体の一部がだんだんと光の粒になっていくではないか。


 やがて全身が幻想的な光の粒になり、スライムの原型は一つも残らなくなった。


 それは他のスライムも同様である。


 そして、光の粒は一か所に集まっていき、合体し始めていく。


 その合体している時、光の粒が合わさるため幻想的な光がさらに強くなっていた。


 やがて、全ての光の粒が合体すると、四角い姿に変わっていた。しかし、どんな紋様があるのかは、全身発行しているため見えなかった。


 だが、発行していた光がプツンと消えると、その紋様が浮かびあがる。


 描かれていたのは、スライムであった。


 どうやらゴブリンの巣穴で得たカードと同一のカードのようである。


 俺はそのカードを受け取った。


 これで俺はまた力を得たのである。


 

 その時、モッツァレンドが心配そうに話しかけてきた。


 「ダークラム様、そのカードは触っても大丈夫なのですか!? 御身に影響はないのですか!?」


 「安心しろモッツァレンド。これは俺を少しだけパワーアップするカードだ。だから力は得られても、悪くなるようなことはない」


 「さようですか。だったら安心いたしました」


 モッツァレンドはカードが俺に危害を与えるものではないことを知りホットしたのである。


 

 「しかし、パワーアップできるとは‥‥‥さらにお強くなられる姿が想像つきませぬな」


 「はははは、つよくなると言っても、ほんの少し強くなるだけだ。だからお前の想像するようなパワーアップは果たさぬぞ」


 「さようでしたか。それは残念です」


 こうして、モッツァレンドと俺はカードに関する話を終えて、先に進んでいった。


 

 進んでいくと、スライムやゴブリンなどの敵がわんさか現れた。


 だが、俺はベルトを剣にして斬っていったり、貫いたりしながら倒していく。


 モッツァレンドも蟲を使って、スライムやゴブリンを大勢倒していった。


 やがて、俺達は魔物を倒しながら進んでいき突き当りに到着した。


 突き当りに到着したころには30匹ほどの魔物を倒していたのである。


 

 俺は魔物を倒して満足しながら、突き当りにある階段を降りようとしていた。


 果たして5階層には何があるのか俺は興味を抱きながら階段を降りていった‥‥‥。


  

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界転移したら、悪役好きの俺は世界を導く大首領になる!! ナイトジョーカー @kazyo12324567

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画