第4話
「えっスキル3つ…」
そうスキルが3つなのだ
スキルが3つというのは
この国の、いやこの世界の歴史ではじめてのことだ。
自覚はある。
というのも昨日とある少女を追ってたらそのときに後付けでスキルをくれたのである。
本来スキルというのは後付けできるものではない。
つまりオレはもともと2つのスキルをもっていたが、後付けでさらにスキルを手に入れられたからこうなったのではないだろうか。
そしてスキルの内容もヤバい
まず変幻魔法をもっている人は10年に1度あらわれるかどうかのレア度なのである。
次に聖魔法、これはこれまでの歴史だとかつての勇者一行しか手に入れたことがない。
最後に神の加護、これは全く知られていない歴史上全く記録がない魔法である。
もしかして、オレ、
そして無事スキルの儀は終わり王城へと帰ってきた。
そして、父上はオレにさきほどの威厳のある目線からは想像もつかないようなにやりとした視線で言われた
「さすが、我息子よ!信じておったぞ!我子達は天才しかいないのう!」
と高らかに笑った。
そう、父上は極度の親バカなのである。さてどうしたものか悪目立ちしないといいが…
そのころ四大貴族、エスグランテ家にて。
「どうやら国王陛下のお子様がスキルを3つもっているとのことだ。そして内容は変幻魔法、聖魔法、神の加護。神の加護とは聞いたことのないスキルだな。まだ先のことかもしれないが王選にどんな影響を与えるだろうか。ルーツエ、分かるか?」
「我当主オルナド様、おそらく聖魔法と神の加護をもっているエストン様は今後、教会派の貴族達をとりこむでしょう。現在私達が取り込もうとしているマヌト様が王選で勝つのがさらに難しくなるかもしれません。」
王選、それは王候補(主に現王の子供など王家の人間)の中から王を決める貴族達の選挙である。
「そうか。それなら我々もなにかエストンに仕組まなければな。エストンに対し例の王候補暗殺計画を実行する。」
「了解です。オルナド様。」
今、エストンを巡り大きな騒動がおきそうであった。
そんな頃王城では、
〈ザヒュッ!〉
「そうそうそんなかんじ。受けるときはもっと足を開いた方がやりやすいよ。」
マヌト兄さんから剣術を教えてもらっている最中であった。というのも、スキルにあった聖魔法を、剣にかけて使うと聖剣となり世界最強の剣になるのだ。聖魔法にはそれ以外にもさまざまな使い道があるが、結局聖魔法を使いこなすには剣術が必要なのである。
「エストンはすごいねぇ!僕が3年前の時はそこまで上手くなかったよ!」
と褒めてくれる。まぁ中身は大人だからな。
ーーーーーー
ということで少しばかり更新に時間がかかってしまいました。断言します、毎日は無理です。しかし、できる限り更新するのでお願いします。
次の更新予定
毎日 13:00 予定は変更される可能性があります
えっ!気付いたら王家に転生してたので無双します! 軽風 @keifuu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。えっ!気付いたら王家に転生してたので無双します!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます