11.『レネゲード(反逆者)〜国家に仇なす反逆者として世界に蔓延る悪政をチートスキル【悪食】で全て喰らい尽くして成り上がる!〜(最終的には諸悪の根源に復讐します)』(著:青 王 (あおきんぐ))

<作品URL>https://kakuyomu.jp/works/16818093079588378846

【ジャンル】異世界ファンタジー 【連載中】282,508文字

【セルフレイティング】残酷描写有り/ 暴力描写有り


 遅くなって申し訳ありません(。>ㅅ<。)


 「第0話 プロローグ」~「第14話 情報交換」までを拝読させて頂きました。


<良かった点>

・文章が読みやすい。

・一話の文字数もちょうどよい。

・冒頭のインパクトが強い。

・異世界テンプレではないところがいい。

・展開に意外性がある。

・現代⇒西洋ファンタジー世界への異世界転生・転移ではなく、西洋ファンタジー世界⇒和風ファンタジー世界への転移が珍しくていい。

・最初から最強ではなく、女神シェルミとの距離が近づくにつれて能力が上昇していくという説明は、先への展開に期待が持てて面白い。

・展開スピードが速い。展開が面白い。

・スキルの個性がいい。食べたら食べた分だけお腹が膨れるとかリアルでいい。

 ちなみに、味はするのでしょうか?(ただの好奇心です^^)

・スキルの能力を地道に模索しながら特訓していくのが楽しい。


 こちらの作品は、今までに読んだことのない展開が続き、意外性もあり読みやすく大変面白い異世界ファンタジー作品だと思いました^^


 特に展開スピードが私にはちょうどよく感じました。早すぎず遅すぎず、とても読みやすかったです。


 一章の盛り上がるシーンまで読めておらず大変恐縮なのですが💦


 これは勿体ないな~!と思うことがありましたので、感想を書かせて頂きます。


 「第0話 プロローグ」~「第2話 神の巫女」です。


 この三話の間に時系列と場面があちこち飛んでしまうため、序盤から話に入り込みにくいなと感じました。あくまで私の所感です(;゚∀゚)


 プロローグに一番盛り上がるシーンを持って来る、これはありです。シリアスな雰囲気もよく出ていますし、引き込まれました。


 プロローグのあとの第1話で時系列が変わる、これもありです。冒頭で「数ヶ月前」と記載されてあるため、とても分かりやすいです。


 ですが、「第1話 始まりの日」の最後に、主人公が意識を取り戻して穴から出るシーンを書いているのに、「第2話 神の巫女」で時間を巻き戻して説明する意図がちょっとよくわかりませんでした💦


 視点がころころ変わる作品は読者が混乱しやすい、というのは、これまでも何度か書いております。

 ですが視点以外にも、時系列や場面があちこち飛んでしまうのも、読者を混乱させてしまうのではないかと私は思います。


 特に、このあとの「第3話 知らない場所」で更に別の世界「ヨスガの国」に転移?タイムスリップ?していることもあって、この序盤だけで場面が何度も変わってしまっています。フィフシスの村の事情(何故壁に囲まれているのかなど)もよく分かっていない状況で、これだけ場面が変わると、初見の読者はなかなかついていけなくなるのではないかな~と感じました。


 くどいようですが、あくまで私の所感です(;^_^A


 ですのでここは、何か特別な意図があるのでなければ、気を失う⇒巫女の話⇒穴から出る、のリアルな流れで書いた方が読者は話についていきやすいと思います。


 それに、第1話の終わりに第2話の冒頭シーンを書くことで、 第2話へのいい引きにもなると思います。


 もし、あえて順番を変えていらっしゃるようでしたら、くみ取れず申し訳ありません(。>ㅅ<。)


 それからもし可能でしたら、もう少しフィフシスの村についての情報を提示して、フィフシスの村がある世界に読者が馴染んでからヨスガの国へ行ってもらえたら、より話に入りこみやすかったかなと思いました。


 現代から異世界へ冒頭で転移するテンプレ作品が受け入れやすいのは、読者が現代に生きている人間だからです。わざわざ現代について説明しなくても想像できますからね( ˊᵕˋ ; )


 こちらの作品のように異世界A⇒異世界Bへ場面が移動する場合、元となる異世界Aについての情報がないと、話についていけなくなる読者もいるかもしれません。

 あくまで私の所感です。


 ヨスガの国へ行ってからは、リアルタイムにストーリーが進んで行くので、とても読みやすかったです。


 だからこそ、もしこの序盤の場面転換で読むのをやめてしまう読者がいたとしたら勿体ないな~と強く感じました。


 それから主人公のスキルが「左手は獣のような口に変わっていた」というのは、とてもユニークで面白いと思います。


 ただ、私どうしても、この設定が漫画『寄生獣』と被って思えてしまい💦

 映像が頭に浮かびます。

 敢えてでしたらすみません(。>ㅅ<。)


 獣と一口に言っても、色々あると思いますので、もうちょっと具体的な描写があれば、よりオリジナル性を高められるのではないかなと思いました。


 例えば、狼のような口なのか、それとも獅子のような口なのか……とか色とか?

 ただこれは、元生き物屋としての私の所感ですので、他の人はあまり気にならないかもしれません(;´д`)


 あとは、ちょっと話の辻褄が合ってないかな~と感じた箇所を記載します。


第6話

「晩、誰も家の外に出ないよう町中に予め伝えておきます。」

⇒まだ伝えていないように書かれているのに……


「あぁ。俺達は町の奴らに外に出るなと伝えた。」

⇒ここで、もう伝えたことになっている。



第9話

「傷があるはずの場所に触れても、全く違和感がないほどに俺の体は綺麗になっていた。」

⇒リオンの怪我を治癒スキルで綺麗に治すことが出来るなら、脚に怪我をしてる犯人を捜すことって無理なんじゃ……?

⇒⇒すみません、伏線でしたね💦

  後続の話に登場するので敢えてだとは思いますが、もしかすると私と同じように矛盾を感じて手が止まる読者もいるかもしれません。

  「脚に怪我をしてる奴を探そう」と言う役をルドルフに言わせて、グレンがそれを受けて何か考え込むような素振りをする(配役は逆でもいいです)など、読者に「ん?これは何かあるな?」と思わせるのも一つの手かなと思いました。



第10話

「神の声を聞いた覚えがなくてもスキルが発現していたら自分のスキルの事はちゃんとわかる」

⇒では、何故リオンは自分のスキルレベルがわからないのでしょうか?


 応援コメントへの返信に「リオンは神の巫女にスキルを貰うという、特殊な形でスキルを得ています。今後スキルレベルが上がる時に神の声を聞くことになる」と書かれていましたので、そこは作中にも書かれた方が良いと思います^^


 「なんで俺は自分のスキルレベルがわからないんだろうか? 神じゃなくて、巫女からスキルをもらったからかな?」のような主人公の心情を書くとか。


 自分が読者だったら、ここで「ん?」と違和感を覚えるかな?という見方で読んでみると、より読者に寄り添った作品に仕上がるのではないかなと感じました。

 えらそうにすみません(。>ㅅ<。)💦



 レビューを書かせて頂けるなら、キャッチコピーは……


 『目が覚めたら武士の国?!先の読めない展開が面白い!異色のファンタジー☆』


 こちらで、いかがでしょうか?


 レビューにアドバイスのような内容は書きませんので、ご安心ください。


 もし、ご不快に思わせてしまったら、大変申し訳ありません💦

 コメントにて、この感想へのご感想を頂けると幸いです(*ᴗˬᴗ)

 参加を取り下げる場合は、「削除希望」とだけコメント頂ければ、こちらの感想は非公開とさせて頂きます。

 宜しくお願い致します。



 以上。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

《5000PV越感謝》【自主企画用】カクヨム作品読書感想文📖🖋 風雅ありす@『宝石獣』カクコン参加中💎 @N-caerulea

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ