花鳥風月課長

たらこ飴

花鳥風月課長

きのこ派かたけのこ派かで論争が起こる世はまだ平和なりけり



古代ローマに生まれていたら奴隷Lv. 100くらいにはなる社畜だった



キャベツってどれですかって聞いてくる22時のスーパー君は旅人



ハンブルグステーキを包む銀色のドームの中は8回の裏(さくっ)



ハローワークに無礼な男の職員がいたから転職勧めといたよ



予想だけどコンビニ強盗の七割は恋人に振られて自棄起こしてる



理不尽に不機嫌な人に戸惑うと日本に来たバナルドナルさんが言った 



NOと鳴く猫に出会って寒鰤の刺身あげたらYESと言った



明日死ぬみたいに化粧する女ポンデリングの穴から覗く



お笑いゲームの主催者になって嫌な奴皆四角い箱の中に閉じ込めたい



黒猫を5匹出すという夜色のコートの姉さん粋なマジシャン



母さんが瓶詰めにした亀虫は流行りの歌を口ずさんでたよ



伯母さんは寿司屋を潰す勢いでガリを喰らってほくそ笑むのだ



二週間に一度しか帰らない猫の名前は寅さん(顔に傷アリ)



取材来るスーツを羽織るネクタイを締める結局来たのはラジオ



卓袱台を心の中で何回もひっくり返して次はフレンチ



芸能人みたいな名前を貰ったけど深海魚の墓行きのスペック



標準語と訛りのバイリンガルになるだけなって田舎に帰る



本当に本当なのに蝙蝠が物置き小屋から飛び出してきたの



できるならピーナツバターに飼い猫の名前をつけたい売れなくていい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

花鳥風月課長 たらこ飴 @taraco-candy

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ