ハーレムには入りたくないっ!—②
投稿また遅れました!すみませんでしたぁ!
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霧山は笑顔で問いかけてきた。勿論目は笑っていないが。
その目つきだけで滝宮の女子生徒全員失神させれるぞ。俺も含めて。
と、とりあえず挨拶してみるか。
「こ、こんにちは…………」
「はいこんにちは、で?お前誰だって聞いてんだよ。早く答えろよ。」
こ、怖っ!挨拶しただけだろ!
「まあまあ、知らない子相手に興奮するのは分かるけど、落ち着きなって。」
お前マジか佐藤⁉︎そんな優しいもんじゃないだろこれ!
「え、えとぉ……その、ですね」
「早く!質問に答えなさい!」
あーもう!分かったよ!しかたねえから答えてやるよ!
霧山が怖いだけだけどな!
「僕の名前は………」
「名前は……?」
「志道進。生徒会長、志道剛の弟です。」
「「は?」」
「あれおかしいな……、俺の記憶の中では志道剛には弟しかいなかったはずだけど…。」
「えと、実は今朝起きたら女子になっちゃってて……自分もよく分からないです。」
「そんなことあるわけないだろ」
「なっちゃてるんですよねこれが」
と驚く佐藤としばらく話していると、今まで黙っていた霧山が突然俺の肩を掴んできた。
「なんだ?霧y「あんたちょっとついてきなさい」はい……」
鬼のような顔をした霧山に俺は逆らえなかった………。
【多目的トイレ内】
「あんた…………なめてんの?」
「え、な、何を?」
「その格好!なめてんのかってきいてんの!」
「?」
意味がわからない。この格好のどこが問題なのか。
「あのねぇ。腹が立つけど今のあんたは美少女、そんなショーパンに萌え袖なんてしてたら……佐藤くんが来なかったらあんた襲われてたわよ。」
「あ!」
霧山の言葉にハッとする。まさにその通りで、佐藤が来ていなかったら確実に襲われていた。霧山がなめていると俺にキレてくるのも分かる。
「でも制服ないから……」
「私、いざという時のために制服を二着用意してんのよ。不思議と思うかもしれないけどね。あんたがいいならそれを貸してあげる。」
マジか⁉︎じゃあお言葉に甘えてお借りしよう。
「お願い!助かった、霧山ありがとう!」
「フン、どういたしまして。」
俺は霧山から借りた制服を着る。
「サイズはちょうどね。」
「これいつ返せばいい?」
「今日洗って明日返してくれればいいわ」
「りょーかい」
「さ、行きましょ」
俺たちは多目的トイレから出、佐藤のところへ向かった。
「お、帰ってきたか。……似合ってるじゃん、志道。」
「いやあそれほどでも……ヒッ」
霧山が睨んできていた。怖い。
「よーし、じゃあ学校に遅刻するわけにもいかないし、電車に乗るかー!」
ということで。
俺たちは電車に乗り、他愛もない話をしながら学校へ向かった。
学校の最寄駅は滝宮駅と言って、学校の目の前にある。
俺たちは滝宮駅で降り、少し歩いて学校へ着いた。
「さあーて」
クラスの奴らがどんな反応をするか..楽しみだ!
TS美少女のごく普通の学園生活 散歩大好き人間 @trycat
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