ダメ息子の優しき心は伝説の竜姫すら惹かせる
- ★★★ Excellent!!!
ベルティカは見た目は美青年であるものの、身体能力は普通で頼りない。しかし、優しくも面倒見の良さで領民には慕われています。そんな彼が一人で出かけて、ワイバーンに襲われそうなところ一人の女性が現れました。その女性が目覚めると翼を生やしてワイバーンを倒し、ベルティカを助けたのです。
彼女はヤンアルと名乗って眠り、ベルティカもワイバーンの傷で倒れて、領主の使用人に回収されてゆきます。
ヤンアルはベルティカたちが住まうロセリアに伝わる言い伝えの伝説の騎士ではないか──ベルティカはそう考えるのですが、ヤンアルには名前以外の記憶がないのです。ベルティカの説得もあり、彼の家族とともヤンアルは住まうのですが、その最中に見せる驚異的な能力は周囲を圧倒します。
ベルティカは彼女に驚きつつもヤンアルを意識し始め、またヤンアルも彼の優しさと気遣いに惹かれていきます。
そんな二人を見て微笑ましく思うのですが──多くの謎や怒涛の展開などがあり、二部はまた違った雰囲気でまた違うベルティカの姿が見られます。
文章もスラスラと読めて、キャラクターも個性的かつとても温かな人が多いです。またファンタジーを初めて読む初心者の方におすすめしたい作品でもあります。
竜姫とベルティカの物語、皆様に見届けてはいかがでしょうか?
おすすめしたい作品です。