概要
5年前の今日。君と星を見る約束をした
「見てみて!流れ星がいっぱい!」
「そうだな。流れ星に願い事をすると叶うらしいぞ」
「えぇ!じゃあ早くお願い事しなきゃ!」
るなは目をつぶり「むむむ…」と星に願いごとをする。
「なにを願ったんだ?」
「また流星群を樹とみられますようにって!だから…また一緒に見にいってくれる?」
「あぁ、約束だ」
「じゃあ指切りしよ!」
樹とるなは互いの小指を合わせ指切りをする。
「えへへ…約束だよ!」
―———————————
「なんかすげぇ懐かしい夢を見た気がする」
11歳——五年前の夢を見るなんてな。
樹はソファから立ち上がり紙袋を右手に家を出る。
六華医院805号室。
コンコンとノックをし扉を開ける。
患者衣をまといベッドから窓の外を眺める少女に声をかける。
「るな。元気か?」
「樹…毎日来なくて
「そうだな。流れ星に願い事をすると叶うらしいぞ」
「えぇ!じゃあ早くお願い事しなきゃ!」
るなは目をつぶり「むむむ…」と星に願いごとをする。
「なにを願ったんだ?」
「また流星群を樹とみられますようにって!だから…また一緒に見にいってくれる?」
「あぁ、約束だ」
「じゃあ指切りしよ!」
樹とるなは互いの小指を合わせ指切りをする。
「えへへ…約束だよ!」
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「なんかすげぇ懐かしい夢を見た気がする」
11歳——五年前の夢を見るなんてな。
樹はソファから立ち上がり紙袋を右手に家を出る。
六華医院805号室。
コンコンとノックをし扉を開ける。
患者衣をまといベッドから窓の外を眺める少女に声をかける。
「るな。元気か?」
「樹…毎日来なくて
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