第2話 スキル ハラスメント
前回の話。
ハラスメントっていうスキルを手に入れた、
俺は、自分がついに、ハラスメントされる側から抜け出せた事に喜ぶ。
パワハラ
モラハラ
セクハラ
カスハラ
特にパワハラとカスハラよ。
人間って立場が変わっても結局ダメよ。
結局は、
「人の不幸は蜜の味」
お寺みたいな所をあとにした後は、
父と会話。
何故ニヤニヤしているのか?
なんのスキルなのだ?
帰っても、
父と母は困惑した顔を。
発動してみろって!
いや、ダメよ!お世話になってる。
パワハラ出来ない。この人もカスハラは日常茶飯事。
アルハラは逆にしてあげたいけど、
お金がない!
まぁいい!
異世界でもハラスメントを。
スキル発動!!!
ハラスメント
親が嫌そうな顔をしている。
地味にダメージを与えている。
まず目に見えて、精神的に。
えぇっとこれだけ?
これだけ?
パワハラ?セクハラ?モラハラ?
ん?これだけ?
ハズレスキル!まさにハズレスキル!
精神的攻撃かー。しかもちょっと嫌そうにされる的な?
困るんだよ君ー
嫌なら辞めてもらってもいいんだよ?
残業代なんて、無いからね?
明日も仕事来てよ。
もちろん、タイムカードは押しちゃダメ
どうしよう。このスキル。
今年は豊作で、この貧乏村から、勇者、賢者、聖女、テイマーとか。
ジョブ持ちも、出て。
勇者の奴のスキルとか、
グランドスラッシュとか、エクスプロージュンとか、おまけに完全回復とか。
ハズレでも戦士で、スキル斬撃とか。
そういえばジョブを確認してない。
ジョブ、窓際係長。
現代じゃねーか!ジョブじゃねーよ。
役職ね。役職。誰が設定したの?
ここは令和じゃない!
しかも窓際ってまんまよ。
生まれ変わったの。
ね?わかる?
生まれ変わっても?ジョブが変わらない?
なんて日だ。
この叫びを聞いた人達は、見ないふりをして下さいました。
異世界変なスキル つたや @ttta042
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