タイトル[マルチバースとは何なのかどんなものなのか]

絶望を超越するもの

タイトル[マルチバースとは何なのかどんなものなのか]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋でお菓子を食いながら話をしていた。


「マルチバースて聞いたことはあるんすけれども

詳しく話すと一体どんなものなんですかね?」


「そうだなマルチバースまたの名を多元宇宙論とはどんなものかと言うと

複数の宇宙の存在を仮定した理論物理学の説で我々が一貫して

経験している歴史的な宇宙に加え空間・時間・物質

およびエネルギーの全体とそしてそれらを記述する異なる物理法則

および物理定数なども含まれるそして何故複数の宇宙があるのかと言うと

ところでまず超ひも理論で聞いたことはあるか?」


「超ひも理論まあ名前だけならば聞いたことは

あるけれどどういった内容であるかまでは知らないな?」


「この理論は簡単に言うと物質は紐から出来ていると言ったもので

素粒子は全て一つの紐であり紐の振動状態によってクォークになったり

電子になったりすると言うもので、そして超ひも理論によると

この世界は四次元では無く十次元であり発見されていない

六次元は小さ過ぎて我々には感じるとことができないとされている

まあ原子核よりも圧倒的に小さいからまあ感じることができなくて

当然なんだがそしてそれを余剰次元と言う、そして余剰次元の影響によって

素粒子の種類や質量や空間エネルギーの密度は余剰次元の影響によって

決定されるのだがその余剰次元が一つの宇宙を作るよりも多くあって

それはつまり他にも宇宙は山ほどに更に正確に言うと10^500以上の

種類を持つ宇宙が存在すると言う事になるんじゃないかと言う話だ

まあ凄く簡単に言うとではあるがな」


「簡単に言うと宇宙を構成するものが山ほどあるから

宇宙も山ほどないとおかしいと言う話なのか?てか超ひも理論が

よくわからなかったんだがそれはどのくらいの確率で正しいんだ?」


「どのくらいの確率で正しいのかはわからないけれど

相対性理論と量子力学の二つの理論を満たせるものを考えると

これしかないため結構正しい理論ではあると思っているがな」


「そうなのか、それで一つ質問なんだが他の宇宙は何処にあるんだ?」


「それは宇宙の内部にあると言われている」


「宇宙の内部?」


「Aと名付けた一つの宇宙の内部に泡のような小さい状態で生まれて

それが大きくなって宇宙になるのだがこれではAの宇宙が無くなると

思うかもしれないがAの宇宙は知っての通り大きくなり続けて

その速度はもう一つの宇宙よりも速いためにそうはならずに

そしてもう一つの宇宙の内部にもと言う事を繰り返すんだ

これによって様々な宇宙は生まれるんだ」


「そういえば宇宙は無限に広がっているのに宇宙は大きくなる?うん?」


「それは矛盾しないんだ、宇宙は無限に広がっているけど

宇宙には端っこがある宇宙は広がっている

それは外から見たら有限に見えるけれど

それを中から見ると無限に見える

これは相対性理論の絶対的な同時など存在しなくて

観測者によって時間や空間は変化するからこんな不思議なことが起こる」


「そうなのか?、そしてもう一つ思ったんだが

その理論ならこの宇宙から別の宇宙に行くことはできるのか?」


「いやそれは絶対に不可能だ」


「それ何故?」


「宇宙の広がる速度は光速だ

そして光速を超える物質は無いだからだ」


「超光速に辿り着けない限り不可能ということか

ちなみにそれ以外の理論でもマルチバースて存在するんですか?」


「他にも宇宙論的自然選択の宇宙はブラックホールの中と

言ったものなど色々とあるが今回は省かせてもらった

ちなみにマルチバースには分類がありピクシフ百科事典から引用すると


レベル1多宇宙 - われわれと同じ宇宙に存在するが

余りにも遠すぎて現時点では観測不可能な領域

われわれの宇宙と物理法則は同じだが異なる歴史を辿る可能性がある


レベル2多宇宙 - われわれとは異なるインフレーション領域に存在する宇宙

異なる宇宙に存在するため永遠に観測不可能

基礎的な物理法則は同じだが実行的な物理法則は異なる

理論物理学におけるマルチバースと言った場合は概ねコレを指す


レベル3多宇宙 - 量子論における多世界解釈を採用した場合における宇宙

基本的な物理法則はわれわれと同じ見かけ上はレベル1多宇宙と区別が付かない


レベル4多宇宙 - 全ての数学的構造・数学的宇宙仮説・究極集合とも呼ばれる

レベル1〜3までの多宇宙はもちろん

ありとあらゆる全ての数学的構造を含めるという非常に包括的な概念

時空間や宇宙の中に数学的構造があるのではなく

数学的構造の中に時空や宇宙が存在していると考える

ここで重要なのがわれわれの宇宙のような複雑で大きな構造だけでなく

より単純でシンプルな数学的構造も含めてレベル4多宇宙だと考える点である

たとえば単なる正十二面体でさえもレベル4多宇宙だと見なすべきなのである

もちろん単なる正十二面体だけでは構造が単純すぎて

生命や自己認識する意識は発生しないのは明らかであるとなっている」


「今回話したのはレベル2 多宇宙出会っていますよね?」


「その通りだ」


「マルチバースは色んな種類があるんですよね」


「そうだな」


「凄く難しそうですね」


「そうだなだからこそ面白いんだがな」

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