エンジェルリップ

能魅

エンジェルリップ

詩 エンジェルリップ


444のリップをひとつ

あなたの唇にはべらせたい

そして私に噛み付いて

あなたに全部あげる


奥二重の瞳が悲しげに

明日の予定を聞くものだから

なんにもないよと言ってあげる


あなたの背骨に口付けを

あなたは私の天使だから

月に笑うのは二人だけ

太陽に泣くのは私だけ


明日寂れた駅に二人で行こう

そしてあなたを見送るの

この街を 私を忘れて

そして幸せに羽ばたいて


あなたの愛する人の元へ



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

エンジェルリップ 能魅 @noumi6

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ