概要
月紅き夜を飛びゆく鳳凰の傷より蒼き血がしたたって
第2回カクヨム短歌・俳句コンテストの
短歌二十首連作部門への応募作品です。
鳳凰(ほうおう)、朱雀(すざく)、玄武(げんぶ)、
迦陵頻伽(かりょうびんが)、獏(ばく)、全て幻獣です。
雛罌粟は「ひなげし」、花脈は「かみゃく」と読みます。
楽しんでいただけたら幸いです。
短歌二十首連作部門への応募作品です。
鳳凰(ほうおう)、朱雀(すざく)、玄武(げんぶ)、
迦陵頻伽(かりょうびんが)、獏(ばく)、全て幻獣です。
雛罌粟は「ひなげし」、花脈は「かみゃく」と読みます。
楽しんでいただけたら幸いです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!真に〈印象〉を捉えた名歌集
君のほほえみの残像 雛罌粟のように明るい雨の残像
「君のほほえみ」「雛罌粟」「雨」という三つの一見相容れない要素たちが「明るい」という言葉によって束ねられている
主観的な「明る」さが危ういバランスで短歌を成り立たせる。
その手さばきはまるで点描画のようだ。
「きみのほほ」(五音)「えみのざんぞう」(七音)という句またがりの手法も含めて生き生きとした「新しさ」を感じさせる。
「新しさ」とは必ずしも実際に発表年代が新しいことを意味しない。
「新しさ」にとっては、この短歌と同じ系列に入るであろう印象派絵画達が、近代のフランスで花開いたことなど大した問題ではないのである。