第19話 過去の話2

我は襲われていた馬車を助けた。

すると、「ありがとうございます!」と泣きながらお礼を言われた。

我は「聞きたいことがあって、一番近くの街ってどこですか?」と聞いた。

このときは我の物腰も柔らかかった。

今では、威厳のためにこんな口調になっているがな!

馬車に乗っていた人が言う。「それならカーディナルという街が一番近いですよ」

「なるほど、ありがとうございます。」

「いえいえ、こちらこそ助けていただいてありがとうございます。」

「では、私はここで」

「お待ち下さい!」「どうしましたか?」

「それなら一緒に行きませんか?」我は考える...

「いいですよ」「それでは参りましょう」

こうして我は初めて異世界の街へ行くのであった。



「なにか身元を証明できるものを提示してください」

我は初めて異世界の街に来たため身元の証明をしないといけないのだが我はそのことを忘れていた。 どうしたらいいかと悩んでいると

「我が商会が身元を証明いたします。」

「あなたは...いいでしょう身元が証明できたので街に入ってどうぞ」

おっと、おえらいさんだったようだ。これはありがたい。

「では、いきましょう。あっ、そういえばお名前って?」

「ジョン・ドゥというものだ」「わかりました。」


商人はこの街での生き方を教えてくれた。

まず、冒険者ギルドに行って身元を証明すること。

次に、宿をとること。最後に魔物の解体場所も教えてもらった。

本当にありがたかった。


それから我はうさぎのような魔物を倒すようになった。

あの商人から初心者にはちょうどいいらしいが...

我にとっては不十分であった。

一撃で仕留められてしまうので毎日20体は倒してしまうのだ。

我が泊まっている宿はうさぎのような魔物5体分である。

なので、毎日15体分のお金がお給料になっている。

その御蔭でお金が貯まるのが早かった。

この世界ではランク昇格にはお金と実力が必要らしく

あのうさぎの魔物200体分のお金を取られた。我の15日間...

しかし、試験は簡単で我は初心者からFランクになった。

しかし、それで受けられる依頼は薬草採取しかなかった。

あのうさぎの魔物より薬草採取のほうが難易度が高いのかよ。

我はそう思った。 あのうさぎは世界で何体倒されているのだろうか。

逆に我は気になった。 しかし、Fランクには情報が回ってこないためわからなかった。 頑張ってランク上げしようか...


こうして、我の冒険者としての道が始まったのであった

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孤独な魔帝は暇つぶしをしたい あいうえお @kaanakana

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