第43話 最終話

 

 俺の実の母親にも、父親と同じように泣かれた後、俺の家の事や、ヤヌーやサルーの事も、詳しく聞く事ができた。


 まずは、エベレスト侯爵家について。

 エベレスト侯爵家の一族は、どうやらヤヌーやサルーが、大好きな家であるようだ。

 俺の家では、結構、サルーを買っていて、普通に奴隷としてではなく、家の使用人として雇ってる感じであるらしい。


 なので、使用人同士で結婚も出来るし、丁度、エリーを産んだばかりで乳が出るアカネさんが、俺の乳母になってくれたとか。


 因みに、エベレスト侯爵家のサルーは、エベレスト侯爵と、エベレスト侯爵夫人とも、大体、肉体関係を持っているらしく、エベレスト侯爵は、アカネさんとも肉体関係をもっており、俺の母親も、エリーの父親と肉体関係を持ってたりする。

 所謂、俺の両親と、エリーの両親はスワッピングをしてる関係なのだ。

 エベレスト侯爵家は、俺が言うのもなんだが、本当に違う意味でも、ヤバい家であるようだ。


 まあ、その代わり、サルー同士も自由恋愛しまくり、結婚したり、スワッピンクしたりと、子作り大好きのサルーには天国過ぎる家柄なのだとか。


 そんな理由からか、俺の両親も、エリーやマリエを本当の娘のように思ってるらしく、エリーは、エベレスト侯爵家に買われたというのに、自由に過ごしてるみたい。


 でも、そんな家は、エベレスト侯爵家だけで、他の家では、大体、マイクの家と同じような扱いみたい。


 それから、ヤヌー牧場で習ったヤヌーやサルー同士で子供を作ったら駄目だというのは大嘘ね。

 普通に、エリーやマリエのように、サルー同士の両親から、ヤヌーは産まれます。


 闇も、なんか色んな届け出をすれば来なくなるみたいだし。まあ、エベレスト侯爵家のように、役所に届け出を出して、闇が来ないようにしてる家は、殆ど無いみたいだけど。


 でもって、俺が、ヤヌー牧場に行って、最初にエリーの家の前で倒れてた件。

 俺は、早く、エリーに会いたすぎて、ヤヌー牧場に着いたら、無理言って、エリーに会いに行ったみたい。

 俺的に、エリーは、生き別れた姉みたいな存在みたいだからね。


 だけれども、エリーが勢いよく家の戸を開けちゃうもんだから、俺は、強く頭を強打し、記憶喪失になってしまったみたい。

 因みに、記憶の無くなる前の俺は、かなり優秀な奴だったようで、魔法も自由自在に操り神童と呼ばれたらしい。


 今は、全く、魔法放てなくなってるけどね……


 まあ、魔法放てなくても、魔力は伸ばせるようになったし、この世界で一番神に近いと言われてる、黒龍を倒せる力を持ってるから、それでいいでしょ。


 でもって、ヤヌーとサルーの種族の秘密の件。


 ヤヌーとサルーって、実を言うと、フローレンス帝国と敵対してる、トットガルト王国の王族の末裔らしい。


 トットガルト王国の元々の種族は、浅黒い肌の色をした地球で言うと東アジア系の顔立ちをした種族であったようだ。


 そんなトットガルト王国が、フローレンス帝国を攻め込んで来た時に、ある貴族の城を攻め落として、そこの貴族の娘を攫ってトットガルト王の王妃にしたのが、今のトットガルトの王族であるらしい。


 なんか知らんが、トットガルト王族は、金髪白人が大好きな家柄のようで、フローレンス帝国の貴族の城を攻め落としては、攫ってきて、ハーレムを築いていたとか。


 因みに、フローレンス帝国って、王族に近い貴族ほど金髪で、平民には金髪は居ないらしい。

 なので、ヤヌーやサルーは全て金髪なので、元々は、トットガルト王国の王族と、フローレンス帝国の高位貴族の娘のハーフだったりするのだ。


 血筋だけでいったら、相当高貴な血筋な気もするけど、やはり、フローレンス帝国にしたらトットガルト王国は敵国。

 ある時、フローレンス帝国がトットガルト王国の王都に攻め込んだ時、逆に、トットガルト王のハーレムを襲って、トットガルト王の子供である王子や王女を攫って来たのが、今、フローレンス帝国で愛玩奴隷にされてるヤヌーやサルー達なのだ。


 でもって、折角、攫って来たのは良いのだが、ヤヌーやサルーって、元々、フローレンス帝国から攫われてきた高位貴族の娘の血を引く者たちだったので、扱いに困ってしまったのだった。


 最初は、捕虜の交換に使ってみてはという話になったのだが、娘をトットガルト王国に攫われた事を経験した事のある、ある公爵家が猛反対。

 続けて、他にも娘を攫わた事ある貴族達が反対して、その話は消えてしまった。


 なら、奴隷にして売りさばこうという話になったのだが、これも娘を攫われた経験がある貴族達が猛反対。


 ならば、ヤヌーとサルーは、貴族だけが買える愛玩奴隷にする事として、貴族の家に仕えれる教育をする為に、ヤヌー牧場が作られたとの事となったのだ。


 そして、最初は上手くいっていたのだが、マイクの家のような、トットガルト王国との戦争で身内が戦死した事がある家のものが、ヤヌーやサルーに対して、虐待して、何人も殺してしまうような事件が頻繁すると、フローレンス王が心を痛め、フローレンス帝国民は、誰であってもヤヌーやサルーを殺せない法律を作ったのだ。


 だけれども、ヤヌーやサルーが罪を犯した時、どうすれば良いか?という話になり、ヤヌーやサルーを裁く、闇という存在がフローレンス帝国の王家の秘術によって作られたのである。


 そして、そんな闇に対する抜け道もあり、マイクがタイガー君にやったように、ヤヌーやサルーを煽って、ヤヌーの4つの戒律や、ヤヌーの決まりを破らせて、闇にヤヌーやサルーを殺させるのだ。


 本当に、今考えても、マイクのやった事は、胸糞悪い。


 まあ、ヤヌーやサルーに対して不満がある貴族に対して、ガス抜きもさせてあげないといけないので、闇を上手く使って、ヤヌーやサルーを殺す事は黙認されてたりするのだけど。


 そして、そんな悲劇が起こらないように、ヤヌー牧場では、徹底的にヤヌーの4つ戒律や、約束事を学ばされるのである。


 取り敢えずは、ヤヌーとサルーというか、トットガルト王国への怒りは、性欲だけで抑えてねというのが、フローレンス帝国の方針なのである。


 因みに、俺の家、エベレスト侯爵家は、過去にトットガルト王国に娘を攫われた訳もなく、トットガルト王国に身内を殺された事もないので、至ってオープン。


 ただ、ただ、ヤヌーとサルーの見た目が大好きなだけの一族だったりする。


 まあ、そんな訳で全ての謎が解けた訳だが、だけれども、1つだけやり残してる事もある。


 そう、マイクを一発ぶん殴ってやる事だ。


 アイツは、俺の心の友のタイガー君を、闇を使って殺したし、俺の最愛の人、エリーの胸を揉んで、あろう事がエリーの顔を殴ったのである。


 そして、俺やエリーや両親達が、無事に王都の別宅に戻った後、

 マイクをぶん殴りに、ベッケンバウアー公爵家にカチコミをかけると、この世界の父親に言ったら、


「どんなにムカついてても、ウチより、地位が高いベッケンバウアー家のマイクを殴りに行っちゃダメです!」


 と、強く釘を刺されてしまったので、マイクを殴りに行くのは諦める事にした。


 まあ、俺としても、両親を困らせる事は、あまりしたくないし、今の俺はもの凄く幸せだから、少しだけならマイクを許しやっても良いと思えるし。


 だけど、マイクを見掛けたら、俺の見えない実体化する魔力の腕でタコ殴りにしてやるのは決定だけど。

 まあ、誰がやってるか人間には見えないと思うからいいよね。


 それくらい、マイクは、俺を怒らせたという事なのだ。


 そんな感じで、俺と、金髪黒ギャルで最愛の人エリーとの話は、ハッピーエンドで終了。


 これから行く、トットガルト王国学園での生活が楽しみである。


 [完]


 ーーー


 最後まで、読んで下さりありがとうございます。


 トットガルト王国への留学の話は、皆さんの想像にお任せします。

 もしかしたら、エリーは、トットガルト王国に行けば王族になっちゃうので、凄い展開があってりするかも……


 皆さんの想像によって続く物語が、幸せなハッピーエンドになるよう、心から期待しております。


 引き続き、今、書いてるの『無能烙印押された貧乏準男爵家三男は、『握手スキル』で成り上がる!~外れスキル?握手スキルこそ、最強のスキルなんです!』を読んで貰えたら嬉しいです

 m(__)m

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異世界行っても、金髪黒ギャルには、飲んでも乗るな! 飼猫 タマ @purinsyokora

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