れいわ短歌 二十首連作

武藤勇城

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令和元年~5年 各4首

令和れいわ

  春和しゅんわ令月れいげつ

    弥栄いやさか

気淑きよ寿ことほ

  芽吹めぶ青葉あおば



しんじ

  きょう聖地せいち

    して

夢見ゆめみりて

  すべ灰燼かいじん



はい

  那覇なは本丸ほんまる

    しゅまる

山原やんばる神無かんな

  つきもテンパる



てんパーの

  負担ふたんおも

    塗炭とたん

不安ふあん色濃いろこ

  とおのく黎明あした






はしかえき

  くに障壁しょうへき

    えて

春節しゅんせつ・ダイプリ

  被害ひがい十倍てんばい

(字余り)



転売てんばい

  裏取引うらとりひき

    わずらしや

けむ花粉かふん

  流行病コロナ



五六七ご・ろく・なな (月)

  開幕かいまく間近まぢか

    いつつの

前代未聞ぜんだいみもん

  延期えんき異変いへん



変異株へんいかぶ

  雑煮ぞうにかぶ

    しゅんかぶ

渡航禁止とこうきんしじゃ

  自宅おうちでレジャー






MajorLeagueBaseballメジャー はつ

  異彩いさいはな

    二刀流にとうりゅう

大谷きみ脱帽だつぼう

  日本われら希望きぼう



希望ゆめ種痘ワクチン

  あながちガチと

    勘違おもいがち

梅雨つゆけてなお

  まちマジ無人むじん

(字余り)



無観客むかんきゃく

  静寂しじまひび

    盟友とも声援こえ

かがやくメダル

  花火はなび凡百ぼんぴゃく



百代目ひゃくだいめ

  内閣ないかく岸田きしだ

    任命にんめい

国民こくみん負担ふたん

  さて何倍なんばい






南無阿弥陀なんまいだ

  市井しせい英邁えいまい

    巨星きょせい

黄泉よもつ石原いしはら

  ゆきじも仏花ぶっか

(字余り)



物価高ぶっかだか

  インフレラッシュに

    卯花うばな

このみちてなき

  地獄行じごくゆき



高天原あまがはら

  山上やまがみ薔薇ばら

    河原かわら

しんぞう停止ていし

  ききどのくに



どのくに

  三十二国さんじゅうにこく

    矜持ほこりかけ

国威こくいこうよう

  かかげトロフィ






トロフィを

  いだ大谷おおたに

    かの笑顔えがお

ほのお

  ひがんの狂喜きょうき



狂気きょうき

  国民こくみん税金にえ

    無駄むだ

五種ごしゅあらた

  流行病コロナ終息しゅうそく



終焉しゅうえん

  ワンマンジャニー

    やみしとね

暴露ばくろしんじぬ

  撫子なでしこおんな



その御名おんな

  みんなたたえし

    天賦てんぷ棋士きし

藤井ふじい八冠はちかん

  稲穂みの令和れいわ

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