『空気感で読ませる小説』というと、なんだか難しそうなイメージですが……こちらの小説はそのような事は全くございません。
あえて読点を廃したチャレンジングな文体も相まって、「この文章は『ぶぶ漬け』か?」ってぐらいサラサラと食べてしまえます。
だからと言って『薄味』では無く、京都とそこに生活する登場人物達の『深く良いお出汁』に、はんなりしてしまうこと請け合いです。
そして素晴らしい事にこの小説はWEB連載です。
つまり『一見さんお断り』の小説では無いわけです。
ですのでみなさまも怖がらず。どうぞ。
ちょっと不思議で『妖しい』京都旅行へ。