母の日
有理
母の日
「母の日」
山崎 莉乃(やまさき りの)
山崎 里美(やまさき さとみ)
四ノ宮 肇(しのみや はじめ)
巌水 千華路(いわみず ちかみち)
※肇、千華路は兼ね役
莉乃N「母は、素晴らしい人だ。」
里美「ほら、莉乃の好きなシフォンケーキ焼いたのよ」
莉乃N「母は、なんでも知っている。」
里美「莉乃?庭の花壇、ネモフィラ咲いてたの気付いた?」
莉乃N「母は」
里美「返事なさい。」
莉乃「…はい。お母さん。」
肇(たいとるこーる)「母の日」
里美N「夫は娘の莉乃が14歳になった年に自殺しました。彼は芸術家で華道の家元の血筋でした。とても優秀な兄がいて生まれた時から劣等感に囲まれて生きていらしたので、ふと緊張の糸が切れてしまったのでしょうね。建てていただいた広い庭のあるこの家の1番お気に入りだった欅の木は仕方なく切ることになりました。娘がそれを怖がるので。とても気に入っておりましたので切ってしまうのは少し残念でした。」
肇「莉乃ちゃん、これ。」
莉乃「わ、間藤恭平の新刊?」
肇「昨日本屋で見かけたから。もう買ってた?」
莉乃「ううん。いつも図書館で読んでるから、一冊も持ってないの。」
肇「そうなの?本棚いっぱいとか?」
莉乃「ううん。母が、」
里美N「娘の莉乃は夫に似らずとても優秀で今でも私の自慢です。目も鼻も私に似て整っておりますし背丈も女性らしく足のサイズまで理想的で。ただ、唇だけは夫に似てしまって。まあ、欠点の一つある方が可愛げがあるとも言いますしね。親の私から整形を薦めるのもなんだか気が引けますしそのうち自分で気付くんじゃないかしら。」
肇「そっか。じゃあこれも渡すのまずいか。」
莉乃「ううん。職場で読むから。」
肇「でも職場じゃゆっくり読めなくない?」
莉乃「お昼休憩もあるし。楽しみは少しずつの方がいいでしょ?」
肇「まあ、いいならいいんだけどさ。」
里美N「あ、一つね、困ってることがあるんです。あの子ったら作家の趣味が悪くって。昔ね私の買った覚えのない作家の本が並んでたんです。あの子の本棚に。ご存じかしら間藤恭平。ベストセラー作家なんですってね。でも少し調べたら官能小説なんかも書かれてたんです。作家名は違ったけれど周知の事実みたいで。そんな作家の本なんてきっとどれも下品だと思いませんか?だから祖父の家の焼却炉で処分したんです。その火でついでに焼き芋なんかしちゃって。娘も楽しんでたわ。」
莉乃「肇くんのお父さんとお母さんはどんな人なの?」
肇「僕?至って普通だよ。父は役場に勤めててドがつくほど真面目でさ、母は僕が高校卒業するまでは専業主婦だったけど今は近所のスーパーでレジ打ちしてる。1日5時間のパート。家にいたって暇だからってさ」
莉乃「そうなんだ。」
肇「莉乃ちゃんのところは女手一つで育ててきたんだよね。お母さん、立派な人でしょ。」
莉乃「…うん。母方の親が地主でね。お祖父ちゃんもお祖母ちゃんもまだ元気。あの大きな欅がある神社の隣、あそこが母の実家。」
肇「ああ、あの立派な家ね」
莉乃「うん。」
肇「お父さんは華道家だっけ?」
莉乃「そう。巌水流。」
肇「華道よく知らない僕でも聞いたことあるよ」
莉乃「うちね、庭に白鳥の像があるの。」
肇「そうなんだ。」
莉乃「あれが昔から怖くてね」
肇「へ?像が?」
莉乃「目玉がビー玉で出来てるの。ジッとこっちを見てるみたいで。」
肇「お母さんに言ったら?」
莉乃「…それ、母が作った像なの。」
莉乃「だから、言えない。」
里美N「実を言うと、私も美大を出てるんです。夫ともそこで。私はね絵を描くことが好きだったんですけれどあまり才能はなかったみたいで。唯一賞を取ったのは白鳥の像でした。絵では選ばれなかったくせに付け焼き刃で作ったあの像が優秀賞だったの。呆れて笑っちゃったわ。庭を作るときにちょうどいい池が欲しかったからそこに立てていただいたんです。足元では錦鯉が2匹。赤と黒、そして白鳥。良いコントラストでしょう?庭師さんもいつも褒めてくださるからなんだか誇らしくって。」
肇「莉乃ちゃん。今度いつ会える?」
莉乃「来週は母と予定があるから、また連絡する」
肇「あ、言ってた刺繍?」
莉乃「そう。」
肇「やりたくないって言ってなかった?」
莉乃「…。」
肇「やる気になったんだ。」
莉乃「…そう、だね。」
肇「…莉乃ちゃんさ。」
莉乃「ん?」
肇「もう、今年27だよね。」
莉乃「…うん」
肇「そんなに言えないものなの?家族なのに」
莉乃「…母は」
____
里美「お帰りなさい。あら、なあにその靴の汚れ方。いい年になって泥遊びでもしてきたの?」
莉乃「水溜まり、踏んじゃって。今磨くから。」
里美「それより、莉乃?庭の花壇、ネモフィラ咲いてたの気付いた?」
莉乃「うん。青い花、びっしりでとても綺麗だった」
里美「あとで写真でも撮ったらいいわ。きっと綺麗に映るわよ。」
莉乃「そうだね。カメラ取ってくるよ。」
里美「そうそう、今日向こう隣の花咲さんがねレモンケーキくださったの。」
莉乃「レモンケーキ?」
里美「ね?莉乃も食べたことないでしょ?私もよ。今日お夕食の後にどう?」
莉乃「うん、いいね。」
里美「飲み物は何が合うかしらね。」
莉乃「…」
里美「ハーブティーもいいし、ああ、でもやっぱり紅茶かしらね」
莉乃「…」
里美「…」
莉乃「…」
里美「返事なさい」
莉乃「こ、紅茶が、いいかな。」
里美「…そうよね。紅茶が合うわよねきっと。」
莉乃「うん。私、カメラ取ってくる」
里美「ちょうど日が翳ってきてアンニュイな写真になるわよね。」
莉乃「そうだね。撮ってくる」
里美「ええ。綺麗に撮ってね。」
莉乃N「母は、素晴らしい人だ。何もかもが完璧で、何もかもを知っている。誰の前に出しても素晴らしい人だと言わせるだろう。ただ、娘の私はそうではない。完璧ではない、何もかもを知らない。だから母は、私の躾には手を焼いたと言う。躾、とは。私にとってそれは、単なる支配に過ぎない。」
里美「どう?」
莉乃「撮れたよ。」
里美「あら、やっぱり言ったとおりだわ。素敵ね。」
莉乃「うん。お母さんの言ったとおりだった。」
里美「ふふ、母は正しいことしか言わないのよ。」
莉乃「…うん。そうだね。」
里美「そういえば、さっきあなたの電話が鳴っていたわ。」
莉乃「え」
里美「あの音楽は何?」
莉乃「今、流行ってて」
里美「どうして着信音を変える必要があるの?」
莉乃「流行ってるから、」
里美「莉乃。もうチャラチャラした学生ではないのよ」
莉乃「…ごめんなさい」
里美「社会にはねルールとマナーがあるの。私教えたでしょう。いかに品があってどれだけ優秀か、第一印象で分かってもらえなければ損をするのはあなたなのよ。」
莉乃「はい」
里美「そんな些細でどうでもいいことをこだわる必要があるかしら。マナーを考えた方が有意義ではなくて?」
莉乃「…もとに、戻しておきます」
里美「今なさい。そんなに時間のかかるものでもないでしょう。」
莉乃「…はい」
里美「間違ってるかしら。私は」
莉乃「いいえ、お母さんが正しいです。間違っていたのは私だし、気付かせてくれてありがとうございます」
里美「…ええ。そうね。いい子ね莉乃は。お父さんとは大違いだわ。」
莉乃「…」
里美「さて、今日はビーフストロガノフよ。シェフの友人にレシピを聞いたの。きっと美味しいわ。」
莉乃「はい。」
莉乃N「未だ、母には生まれてこの方一度しか逆らったことはない。そのたった一度は、父の葬儀でのことだった。」
………
里美「…棺には何も入れなくて結構です。持っていきたい物も特に伺っておりません。」
莉乃N「父が死んだ。庭の大きな欅の木に枯れ葉のようにぶら下がる姿は目に焼き付いて何度瞬きをしてもそこにいる。揃えられた靴の隣には綺麗に折られた遺書と私の大好きだった躑躅の花が置かれていた。」
里美「ですから、花を存分に持たせておりますので。夫の人生には花しかなかったはずですから。それだけで十分かと。」
莉乃N「父の周りを囲む花達は、色合いもない白一色で、子供だった私が見てもあまりにも寂しい物だった。」
里美「…莉乃。やめなさい。」
莉乃「真っ白じゃきっと寂しいから」
里美「やめなさい。」
莉乃「これはお父様に私が貰った花だもん。好きにしていいでしょ」
里美「やめなさいと言ってるんですよ。」
莉乃「お父様は、白が1番嫌いなんだよ!なんでお母さんは意地悪するの?」
里美「…いいえ。お父様は一等白がお好きです。」
莉乃「違う!」
里美「いいえ。お母さんは正しいことしか言いません」
莉乃「ちがう!!」
里美「いい加減に、」
莉乃N「引き下がらない私を見た親族が、ピンクの花くらいいいじゃないかと、母を制して父の手元に添えさせてくれた。」
………
莉乃N「たった一度。これっきりだ。その時の母の顔を私は怖くて見られなかった。」
肇「莉乃ちゃん。これ。」
莉乃「何?」
肇「巌水展のチケット。」
莉乃「…」
肇「これさ、プレミアついちゃってて。前売りで買ってたからさ売ろうかとも思ったんだけど」
莉乃「…」
肇「あー。やっぱり嫌かな。」
莉乃「肇くん。」
肇「うん、ごめん。配慮が足りなかったね。」
莉乃「私ね、本当は画家なんてなりたくなかったの」
肇「…でも、博物館にも何枚も莉乃ちゃんの絵飾ってあるよ?こないだの展示会だってさ全部に値段が付いてみんな買われてたって。」
莉乃「私、お父様みたいな華道家になりたかった」
肇「…」
莉乃「だから行きたい。巌水展。」
肇「…うん。」
莉乃「でも、バレたらきっと捨てられちゃうから、これ肇くんが持ってて。」
肇「来週にする?」
莉乃「うん。」
肇「お母さんとその日は約束ないの?大丈夫?」
莉乃「…いい。」
肇「本当に?」
莉乃「だって私、もう、27だよ。」
莉乃「もう、27なんだから、」
____
里美「お帰りなさい。ちょっと、服の裾。絵の具がついたままだわ。あなた着替えて描かなかったの?」
莉乃「あ、片付けの時に付いちゃったのかも」
里美「だらしない。そんな格好で近所を歩かないで?」
莉乃「…ごめんなさい。気をつける」
里美「今日ね、お祖母ちゃんがお昼遊びに来てたからほら、莉乃の好きなシフォンケーキ焼いたのよ」
莉乃「あ、美味しそうだね。」
里美「ね?お夕食の後にいただきましょう。」
莉乃「珈琲がいい。」
里美「…何?」
莉乃「シフォンケーキの、飲み物」
里美「珈琲はうちにはないわ。」
莉乃「じゃあ買ってくる」
里美「…せっかくの風味が、珈琲だと消されてしまうじゃない。美味しいハーブティーがあるの。それで」
莉乃「お母さんはハーブティーにしたらいいよ」
里美「…」
莉乃「私は珈琲がいい。」
里美「…」
莉乃「…」
里美「…そう。勝手になさい。」
莉乃「…は、あ。う、うん。」
里美「じゃあついでに、白いユリでも買ってきて?」
莉乃「へ?」
里美「珈琲買いに行くんでしょう?」
莉乃「…」
里美「お父様の命日よ?今日。もう忘れた?」
莉乃「あ、」
里美「私はすっかり忘れた。」
里美「だから、白いユリでも買ってきて?」
____
肇「あ、れ?莉乃ちゃん?」
莉乃「…」
肇「こんな時間に珍しい、どうしたの?もう夕食の時間」
莉乃「…肇くん。」
莉乃「私、もう嫌」
____
巌水「里美。莉乃にキツく当たるのをやめないか。」
里美「あら、可笑しなこと言うんですね。あなたに似てしまったら落ちこぼれてしまうでしょ?そうならない様に私が躾けてあげてるの。」
巌水「確かに私は、兄に華道で勝てたことはないよ。家元すら取り合わなかった。でもそれと莉乃は関係ないだろう。君は娘に辛い思いをさせて平気なのか。」
里美「娘に辛い思いをさせない為にやってるのよ」
里美「あなたはいいわね。いつだって良い人でいられて。いつだって優しいお父様で。いつだってそう。あなたばかりがあの子に好かれて私はいつも悪役ね。」
巌水「里美」
里美「母はね。悪役だってやってのけるわ。だって腹を痛めて産んだ子ですもの。将来幸せになってほしいじゃない。」
巌水「…」
里美「そうでしょう?だからあなたに似てもらっては困るんです。落ちこぼれてしまっては困るんです。私、昔から疑問に思っていたのだけれど聞いてもいいかしら?」
巌水「なんだ」
里美「どうしたらそう、図々しく生きていられるの?」
巌水「…」
里美「私なら恥ずかしくて死んでしまっているわ」
巌水「っ、」
里美「お兄様、また新しい弟子をとったって。知ってる?よその子だそうだけど天才だって本家で褒められてたわ。莉乃と同じくらいの歳の子よ。」
巌水「、やめ、もう、やめてくれ」
里美「天才は生まれた時から天才なのね。あなたとは違う。」
巌水「やめてくれ!」
里美「何度も言うけれど、あの欅の枝はよしてね。あなたが裏庭に植えた松にしてくれる?私松の花粉大嫌いなの。黄色くて何にでもまとわりついて嫌になるわ。」
巌水「っ、は、」
里美「大丈夫、私の娘は花の才能はあなたに似たけれど絵の才能は私に似たわ。」
巌水「ぁ、ああ、あ」
里美「心配なさらないで、大丈夫よ。私は絶対間違ったりしないわ。だってあなたとは違うんですもの」
巌水「ああああああああああああ」
____
莉乃「ただいま。」
里美「珍しいわね。ただいま、だなんて。久しぶりに聞いた気がするわ。」
莉乃「これ。お父様の。」
里美「…」
莉乃「供えてくる。」
里美「なに?それ。」
莉乃「躑躅」
里美「飾るのは白い花よ。」
莉乃「…私が見せたいの。」
里美「あなたの好みなんて聞いてないわ。」
莉乃「お父様は庭に躑躅を植えたいって言ってた。」
里美「…」
莉乃「ピンクと赤、交互に植えたらどうかって。」
里美「…」
莉乃「私が躑躅が好きだって言ったからよ!」
里美「…」
莉乃「私が好きな花だから、庭に植えようって言ってくれたの。私の好きな花だから、だから」
里美「だから、何?」
莉乃「お母さんはいつも私を踏み躙る」
里美「ああ、こうかしら。」
莉乃「あ、」
里美「私あなたをこうしてる?心外だわ。」
莉乃「あ、ああ、」
里美「ねえ。私をどれだけ悪者にしたって構わない。それがあなたの幸せになるなら、なんだってしてあげるわ。」
莉乃「つつ、じ」
里美「莉乃は私の子よ。巌水 千華路の子ではない。あんな落ちこぼれた男の子ではない。私の子よ。名家の孫娘なの。幸せにならないなんてあってはいけない。」
莉乃「っ、」
里美「あなたは私の自慢の子なの。誰もが羨む幸せな子なの。私の言うとおりにしていれば、自ずとそうなるのよ。だって私はそうやってきたんだもの。母様と父様はそうやってきたんだもの。」
莉乃「ぅ」
里美「だから、」
莉乃「ああああああああああっ!!」
____
肇「莉乃ちゃん?」
肇「莉乃ちゃん?入るよ?…お邪魔します、」
肇「莉乃、ちゃ」
肇N「大きな仏壇に潰れた躑躅が添えられている。まだ新しい畳の匂いがする。それと一緒に鼻につくツンとした鉄の匂い。」
莉乃「肇くん、」
…………
肇「莉乃ちゃん。今度いつ会える?」
莉乃「来週は母と予定があるから、また連絡する」
肇「あ、言ってた刺繍?」
莉乃「そう。」
肇「やりたくないって言ってなかった?」
莉乃「…。」
肇「やる気になったんだ。」
莉乃「…そう、だね。」
肇「…莉乃ちゃんさ。」
莉乃「ん?」
肇「もう、今年27だよね。」
莉乃「…うん」
肇「そんなに言えないものなの?家族なのに」
莉乃「…母は」
莉乃「母は私を飼ってるだけなの。」
………
莉乃「私は生まれた時から人権なんてもらえなかった」
莉乃「母にとって私は思い通りに動く知能の高い家畜と一緒。私でなくてもよかったし、私でないといけなかった。」
莉乃「母は、素晴らしい人だ。母は、なんでも知っている。だってそれは母も受けてきた躾の賜物なのだから。だから間違ったりしないはずだった。」
莉乃「私は今日、家畜をやめた。」
____
肇「久しぶり。」
莉乃「肇くん久しぶり。来てくれてありがとう」
肇「なかなか通してもらえないんだね。すぐ会えると思ってたのに。」
莉乃「ありがとう。」
莉乃「ねえ、呆れてる?」
肇「何が?」
莉乃「私の決めたこと、残念だって思ってる?」
肇「ああ、あの約束?」
莉乃「うん。」
肇「巌水展、観に行けなかったのは残念だと思ってるよ?」
莉乃「私も。」
肇「観たかったのもあるけどさ、僕そこでプロポーズしようとしてたんだよね、」
莉乃「それは、とても残念だ。」
肇「うん。でも僕今でも莉乃ちゃんしか見てないよ」
莉乃「やめなよ。私なんてさ」
肇「あ、僕の恋人の悪口やめてくれない?」
莉乃「はは、ごめん。」
肇「莉乃ちゃん、これ。」
莉乃「わ、間藤恭平の新刊?」
肇「そう駅前の本屋で買ってきた。」
莉乃「嬉しい。あ、でも怒られるかなあ」
肇「そうなの?本棚いっぱいとか?」
莉乃「ううん。」
莉乃「同室の受刑者と本棚取り合いしてるから。」
母の日 有理 @lily000
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