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  • ■■_220901_0224.m4aへの応援コメント

    拝読。
    最後に音声データを持ってくる構成はいいと思います。
    このシチュだけでわりとゾクゾクできましたw

    ふううむ。
    まずよい点から先に書いておくと、「ホラー読者を狙い撃ったホラー」という着眼点はとてもいいですね。私はぶっちゃけホラーを楽しめるタイプの人間ではあまりない(特にこうやってチェックしながら読んでる時は)なんですが、双町さんの読者にはたまらないものがあると思われます。なかなかこういう作品は少ないんじゃないでしょうか。

    形のない、恐怖の具現化というそれの正体も、まあ蝶の時点でそうだろうなと想像はしていましたが、最後の章の言及の仕方が素晴らしく、納得のいくものでした。得体の知れなさとのバランスもよかったと思います。

    指摘点を上げるとすれば、まず恐怖体験としての踏み込みが足りないこと。
    このネタはもっと掘り下げられるはずです。なんせ想像した恐怖像は全て具現化するんですから。

    ここの部分をもっと深彫りできるとすれば、メモ②.txt(最終更新 2022/08/31)ですかね。ここで記者が見たものは、はっきりと言及されていませんが、記者が何を求めたのか、そして「それを見た」ということについては、一歩踏み込んで描写した方が恐怖の深みは増すはずです。例えば記者の考える「この事件の推理」を書いておいて、きっちりそのままに再現される。なんならその推理こそが最悪の事態を呼んでしまったことにしてもいいわけです。「増殖性」なんて情報はそこまで一切なかったんですから。誰かが「想像した」ことで「増殖してしまった」方が、筋が通るし怖いんじゃないかな、と。つまり、音声情報で確定した内容について、ここである程度触れておいた方が効果的かな、ということです。

    もう一つは、インタビュー記録(一部抜粋):2022/08/11 ですかね。
    ここの元住人の話は、もう一工夫できる気がします。「何も話したくない」という気持ちばかりでなく、それ以上の手掛かりを含めていいと思いますね。

    その村の住人が虚形について知っていたなら、「それについて思う」ことさえタブーになっていても不思議ではありません。山が禁山になっていたとか、意図してもう一つの山を有名にしたとか、「そもそも当時は山に名前をつけなかった」なんて話があれば、よい伏線になるのでは、と感じました。「死んだ者に会える」というのも、外部の人間が勝手に侵入して流れた噂である方が地元民の感覚としては整合性が取れます。「死んだ者に会える場所」とか、逆に聖地くさいイメージですから。

    あとは、村が消えた理由自体が、この虚形に起因してる(ように推察できる)感じがどこかにあれば、なおよしだったかな、とか。ちょっとすぐには思いつきませんが、これも語らせるならここかなと思われます。

    総括としては、中盤まではともかく、終盤は独特の怖さがあって面白かったです。
    ただ、もっと怖くも出来そうなので、ブラッシュアップを期待したいところですね。それでも星3は十分に出せます。構成も読みやすく、よかったと思いますよ。


    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ぶっちゃけココの文章と「若干メタい描写(文中のセリフが急に自分に話かけてきたら怖いよね、みたいな)を書きたい」という思いつきから、この話はスタートしました。その分ふだんホラーをあまり読まない方からすると「これで終わり?なんか微妙」となるかもしれません。そのせいで舞台設定に悩みましたが、なんとか形になって良かったとホッとしています。この音声記録は一番魅せたい(?)ところですし、そう言っていただけて嬉しいです(というかココまでの印象が仮に良くても、ココでコケてたら多分凹んでました)。

    色々とご指摘とご提案ありがとうございます。
    ひとまずパッと思いついたものはちょろっと直しましたが、その他は話の設定を少し変える必要がありそうなので、また時間をかけて考えていこうと思います。特に旧■■村に関しては自分の中でも設定がまだフワフワしてますので…

    丁寧なコメントを残してくださり、大変参考になりました。
    改めて、ありがとうございます。

  • >自殺と断定された。

    記事タイトルが「自殺か」ですし、「何かに追いかけられているような感覚がある」のような情報もあるので、この時点で断定は微妙に感じられます。「自殺とみられる」くらいでいいのでは。

    この話が8/18で、死んだのが数日前。
    目撃証言(取材日時 2022/08/05)に出てた「連絡が取れない」から間がありますが、果たして友人は山内さんと話せたんでしょうかね。気になります。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    「自殺とみられている」としておこうと思います。
    そうですね。自分のイメージとしては「一旦は連絡が取れたけど、その時の様子が異常で、もう一度連絡を取ろうとしたら繋がらなくなって通報に至った」みたいな感じです(設定としてそこまで練ってはいなかったです)。

  • >わけのわからん土着の神も

    ここだけ乱暴な口ぶりで違和感があります。
    怒りだした表現……でもなさそうですし。
    普通に「わからない」でよいかと。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    取材者に対して「どこで聞いたのか分からないような変な噂のことをしつこく聞かれて苛立っている」という表現ではあるんですが、たしかに急に口悪くなりすぎな感じがしますね。「わからない」にしておきます。

  • >通報した男性は■■県立■■大学に通う山中■■氏で、深夜に■■山に登っていたところ山頂で首吊り死体を発見したという。山中氏は動画配信サイト「■■■■■■■」で配信中だったとのことで、

    ここは記事として違和感。
    通報程度で名前やサイト名が載るとはちょっと思えません。
    「目撃者の男性」「動画配信サイト」の方がリアリティがあります。

    >何らかの見間違いもしくは幻覚症状が発生したと推定、

    ここも省いた方が新聞記事らしいです。
    必要不可欠な情報なら仕方ないですが。

    >しかし現場には山中氏以外の現時点で身元不明の衣類の残骸や裸足の足跡

    「山中氏以外の」は不要です。身元不明なんですから。
    現時点でもいりません。

    >■■県警は別の事件・事故との関連性を調べるとともに

    記事だと二度目の「■■県警」は「県警」と略します。


    この段落を新聞ぽく書くなら、私ならこんな感じ。

    「発見時、通報者は錯乱状態だったが、現場には衣類の残骸や裸足の足跡が残されており、■■県警は事件性があるとして、山中の調査を行う。」

    新聞記事は文字数が限られるので、独特の簡潔さがあります。
    ここら辺、実際の記事を参考にして書くといいかもです。


    しかしふうむ。
    痕跡が残ってるとなると、ますますやらせ臭い雰囲気が。
    これがミステリーなら謎解きしたくなるところですが、ホラーですからねえ。
    ううむ……??

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    一応、実際に死体が見つかったという内容のオンライン記事を新聞社のウェブサイトから引っ張ってきて最低限の体裁というか文章の構成は確認したつもりでしたが、付け焼き刃でした…
    後の記事で、この時の通報者が自殺した山中■■氏であると分かるので、ご指摘の通りここでは名前を伏せました。あとは改めて読み返して、ひとまず明らかな重複や不要だと思う表現は取っ払ってみました。

    そして痕跡に関してですが…
    この記事、作者的には「前の話で『噂は嘘なのに死体を見た』という展開→でも警察の捜査では死体は発見されず何かの見間違いか?→と思いきや見間違いで片付けられない何か証拠が残っている」ということを伝えたくて書いたものなんですよね。ってなると「足跡や服」では弱いし、ましてや梶野さんのようにそもそも人為的な可能性を疑っている方がみたら「やっぱ人間の仕込みじゃねえか」ってなりますよね…
    なので発見された痕跡に「腐敗した人体の一部」をつけてみましたが…ちょっと露骨というか無理矢理すぎるような(要は人の想像が具現化するので、前の話で嘘の噂から首吊り死体⦅の見た目をしたナニカ⦆が出現して、世に解き放たれてしまったという描写?でも完璧な実体があるというイメージでもないんですよね)。ここも時間をとって考えてみます…

  • ふうむ。
    「首吊りの話は実は創作だった」という部分は、語り口調から想像がつきました。当事者感覚ゼロでしたからね。でもそれは逆に、しっかりキャラを描けているということなので、悪くないと思います。

    首吊り霊?が笑ったのは、怖いというより人為的なものを感じましたかね。
    つまり仕込みかドッキリかな?と。霊だとしたらやけに人間臭いなというか……妖怪的な受け止め方をすべきなのかな。だとしたら、そういう感情表現もありかも……まあ、続きを読みましょうかw

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    これ…このコメントをいただいて気づきましたが、書いてる本人は「死体の話は嘘なのに本当に死体があったー」という気満々で書いてました。というか「それしかないじゃん」みたいな。仰る通り(というか自分で文中でも書いてますが)人間の仕業である可能性もあるわけで。ちょっと視野が狭かったです。
    「死体が本物」だと仮定すると笑ったという描写は怖くなりますが、それ以外の解釈だと微妙な感じですね。

  • >なんか「そこで首吊り自殺した人の霊が出る」みたいな話があるらしいです。大学のオカルト好きな知り合いが言っていたんですが、その人も自分の友人から聞いたらしく大元の出所は分かりません。知り合い曰くその■■山山頂の広場にある木の一本に、女性の首吊り死体が見つかったことがあったそうです。

    ここ、又聞きになってるせいか、目撃情報が霊の話なのか死体のことなのか、いまいち伝わってきません。最初に「霊が出る」で始まっているのに、説明は死体についての話のみなので、「オカルト好きの知り合いの友人」が死体を発見したようにも読めます。
    霊の話をするなら、首つり自殺の話の後に、「その霊を見た(人がいる)」という説明を付け加え、主にするべきです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    そうですね、あくまで話は「死体そのもの」ではなく「死体の幽霊」なのでハッキリさせました。ちょっとまだクドイ感じがしますが、時間をとってまた考えてみようと思います。取り急ぎ、ご返信まで。

  • ■■_220901_0224.m4aへの応援コメント

    前話のタイトルが
    音声記録【2022/09/01・録音者:野口■■】と
    [警告]の二段に分かれて表示していたため、後三話と勘違いしていました^^;
    読み手に恐怖を投げてくる終わり方ですね……
    今回も楽しめました♪ ありがとうございます^^

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ホラーに限らず物語の中の人物だと思ってた者が、急に自分(読者)を認識しだしたら怖いかなと思いますね。ホラーを楽しんで読んでる人(慣れてる人)ほど。
    逆にホラーをあまり読まない人には、微妙な最後だと思われてるのではないかなとも…

  • ぞわぞわとしてきました^^;
    一体、何がいると言うのでしょうか……
    後三話。読み終わるのがもったいないです

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ちょっとこの辺り、展開が駆け足気味な感じがありますが「何かいるけど何か分からない」怖さは出せたかなと思います。

  • ぞわぞわとするような、何とも言えない不気味さがありますね。
    冒頭の男性は何者なのか、後半の「信仰」も、何に対する信仰なのか、色々と気になる始まりです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    こういう正体が分からない系は情報の出し加減が難しいのですが、そう言っていただけて嬉しいです。

  • 拝読。

    一話から掴んでくる!という内用ではないですが、抑え気味にじわじわ進む感じで、これもありだと思います。続き読みますね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    色々と初めての試みで不安ですが、お願いします…

  • ■■_220901_0224.m4aへの応援コメント

    得体の知れないものって怖いですよね。
    死んだ人たちがなぜ死んだのかが分からないってことは、自分にも起こることかも知れないし……。
    恐ろしい物語でした(;´д`)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ホラーって色々ありますが自分が一番好きなのは「理解できないけど確実に不可解なことが起こってる」ようなタイプなので、今回の話は文章の構成といい、けっこう自分の好み優先で書きました。

  • ■■_220901_0224.m4aへの応援コメント

    まさに触らぬ神に祟りなし。
    怪談めいた何かを求める者と、這い出てくる隙を窺っていたモノが合致して起きた、不思議だけど確実な惨状。
    物語としても面白かったですが、断片的な情報を追っていくような入れ子構造も面白かったです。
    すべてが伝聞で、その隙間に情報がこぼれ落ちている可能性もあるという余白が想像力をかきたてます。
    最後まではっきりとしない形もホラーの結末として楽しめました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ちょっと自分の考えを全面に出しすぎたせいで、最後の音声記録でベラベラ喋りすぎた感もありますが…情報の空白と問いかけと自分なりの答えを、それなりにまとめられたと思います。

  • ■■_220901_0224.m4aへの応援コメント

    作品ページを最初に拝見した際、一事件のドキュメンタリーをあしらった短編としては章が多すぎるんでは、と勝手に判断したんですが w、通して読むととても緊密な構成で、終始緊張感にあふれていて、かつしっかり語るべきもののイメージへと肉薄していく、ナイスな展開だと思います。

    呪いとか祟りの中身となるべきものがないのに怪異が起きる、というタイプの話は、実は私も書いたことがあるんですが(ネタバレを避けるためにタイトルは申し上げません……けど、消去法でバレるか w)、あの不条理感をまざまざと現出させるのは難しいですよね。本作の場合、その「存在のおかしさ」というのはよく出ていると想うんですが、私のように「そういう怪談もあるよね」といくらか免疫が出来ている者としては 笑、あとづけの説明がややくどいかなという気はします。「こんな怪異、起きるはずがないのに」というその一点だけを指摘したら、読み手にはただ余韻に浸ってもらうだけでええんではないかとも思います……けど、メタ的エンディングを入れたかったとのことですので、まあこんなものかな、とも。そこは単純に読み手の個人差でしょうね。

    怪談としては充分に怖い話になっていると読みましたが、まだもっと怖くなりそうな感じは受けました。可能性があるとするなら、でっちあげを語って(結果的に)知人を自殺に追いやった大学生、彼の顛末はどうなったのか。やっぱり首を吊るしかないんじゃないかとも思いますけど……それか錯乱ぶりをじっくり描くとか……その周囲の人間もおかしくなっていってる様子を点描するとか? まあ長くなるのもあれなんで、以上をごく短い文にまとめて広がりを匂わせるだけにとどめる、とかですかね。

    何はともあれ、作品として見ると、文章の作りが意欲的で、まとまりのよさもなかなかだと思います。本作はもうはっきり「怪談」でなく「短編小説」の領域ですね。また読ませてください。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    そうですね…目撃証言とか関連資料をまとめちゃえば目次はスッキリするんですが、このバラバラさ加減がなんというか「いかにも記録として作りかけで途中で終わってしまった感」が出ていいかなと思いました。

    今改めて読み直してみると最後の音声記録はたしかにクドイかもしれませんね。「『幽霊ってなんだと思いますか』って問いかけておきながら、ベラベラ喋りすぎでは?」って感じもしますし…ただ情報がなさすぎると本当に「結局なんなんだこれ」ってなりそうで(そういう何も分からない気持ち悪さからくる怖さもあると思いますが)。仰られている通り、すごく難しかったです。

    ご指摘ありがとうございます。
    配信者が自殺してから、野口■■氏がおかしくなって音声記録を残すまでが少し駆け足気味な感じがしますので、また考えてみようと思います。

    文章の構成は自分の好みに振り切った報告書(某財団)もので、ぶっちゃけ「ウケない」だろうなと思っていましたが、楽しんでくれた方がいて嬉しいです。
    改めて丁寧なコメントを書いてくださり、ありがとうございます。
    また、何かありましたらよろしくお願いいたします。


  • 編集済

    ■■_220901_0224.m4aへの応援コメント

    ゾクゾクが止まりません…なぜ私は怖い話が好きなのだろう…?🤔

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    こういうメタ演出?というんでしょうか、一回やってみたかったんですよね…

  • 死体は幻覚…?でも配信して、目撃者が複数いるわけで…謎が深まりますね…!!!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    そうですね…ただこの記事にはもう一点不可解な点があって「仮に死体が幻覚だったとしても、あの日一人で■■山いったはずの配信者以外の痕跡がある」という事実です。

  • これは…怖すぎるぅぅぅ!!
    本来ないはずの死体があって、しかも笑ってるなんてトラウマ級ですね😨

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    以前別の話で笑顔をテーマにしたホラーを書いたことがあるんですが、時と場合を間違えた途端に凶悪なものへと変貌する気がします。

  • 鳥肌が…!!!
    怖い……本物の怪談キタ!!
    (物凄く歓喜)ドキドキします。
    そして又、引き込まれるように
    拝読…。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます(レビューもありがとうございます)。
    いろいろ初めての試みでしたが、楽しんでいただけて嬉しいです。