アンナとマイケル、2人のふたつの大冒険。
STORY TELLER 月巳(〜202
第1話ハンスおじさんちの地図
あるところに2人の子供がいました。
ひとりはヤングさんちの女の子アンナでした。
そして、お隣に住むはマルクルさんちの男の子のマイケル。2人はお互いの家で交代でお泊まりしたり、宿題をしたりどちらかの家の旅行に一緒について行ったり。いつも一緒に過ごしていました。
そんな2人が夏休みにあんなの田舎のおじさんのハンスさんのおうちに汽車で泊まり込みで遊びに来ていた時のこと。
ハンスおじさんのそのまた、おじさんのおじさんのものまでたくさん詰まった物置で何か面白いものがないか探していた2人。
アンナが本を読んでいると紙がが1枚ハラリと落ちたのです。マイケルが手に取ると、どうやら地図のようです。
その地図には2人が生まれる前からあった村のはずれの大きな時計台、また反対はずれの港が描かれていて、どうやらこの村の裏山にばってん、印が書いてありました。
これは何の地図だろう。もしかしてお宝があるんじゃない。明日朝ご飯を食べたらここで集合ね。大人たちには内緒ね。そう約束し2人は探しに行くことにしました。
それぞれが荷物を持って、明日の朝裏山で落ち合うことに。
2人はリュックサックに倉庫内でつかえそうなものと、おばさんにピクニックするからと言いお弁当、ピクニックシートやお菓子をじゅんびしてもらいました。
とりあえずたくさん入れました。入れすぎて、重さでリュックが持ち上がらなくなったり入れたいのに入らないものがいっぱいで家を出る。ギリギリまでそれぞれが冒険に胸を踊らせて。しかしながら、こっそりとおじさん家族に気づかれないように待ち合わせ場所へ。
そして次の日。
いよいよ僕たちの冒険のスタートさ、そうマイケルは言いました。
そうねとアンナもうなずいて、2人は村はずれへ出かけていきました。目的地につくと、重い荷物を背負ってきた2人は朝ご飯の後だと言うのに、もうお腹がペコペコです。ひとまずは何か食べようよ。アンナのリュックサックからピクニックシートを取り出し、あんなが持ってきたお菓子を2人で食べました。
さて、準備万端だ。宝探しをしよう。
出発えいえいおー、と。
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