第4話再度冒険をしよう。
渋る2人。おじさんは言います。
もしかしたら魚が釣れるかもしれないな。
釣れたらおばさんに料理してもらおう。
どうだ。2人は自慢話ができる。したことないだろう、海がないからなあ、君らの地区は。
もちろん私たちにとってもありがたいよ。
魚買わずに済んだら家計も助かるし美味い飯が食えるなら嬉しいなぁ。
そして隣にいたマイケルの耳元にこっそり囁きました。さすがに無人島とか財宝発掘とかできないけれど、今やっておけば、いざと言う時、自分で魚を釣って生き延びられるかもしれないぞ。無人島でな。
そう、たまたまマイケルが読んでいた本は、主人公の男の子が無人島にたどり着き、何とか自分のいた家まで命からがら戻ると言う大冒険話。その本を持ち歩く姿を見て、おじさんは2人がどこに行ったのか、気づいて探しに来てくれたのでした。おばさんも言います。せっかくの夏の思い出だからいってらっしゃいな。船酔いには気をつけて。もし魚が釣れたら美味しく食べましょう。もちろん釣れなくてもみんなのためにおいしいご飯を作って待ってるから。
急遽。明後日帰るその前日。
おじさんとおばさんのススメで、2人はおじさんと明日ボートに乗って魚釣りに行くことになりました。
たちまち曇っていた顔は晴れ。
マイケルはそわそわと落ち着きなく、部屋の中を歩き回り。あんなはあんなで明日は何を着て行こうかしらと服選び、なかなか寝付けないまま、朝が来て2人はおじさんと人生初めてのボートに乗り、おじさん、手生の釣竿握り見よう見まねで餌をつけじっと待ちます。今から今かと糸が揺れるの見つめ、そしておじさんの手首にある。腕時計の時刻を見つめ止まったような水面に退屈をしてきて、あんなしりとりしないおじさんと3人でしりとりをし、話をし、時間をつぶしながら過ごしているとボートが揺れます。かかったようだな。おじさんが軽く腕を動かして、竿を引き上げると、小魚が1匹、そこからはそれぞれの釣り針に魚がかかりあっという間にみんなで8匹の魚が釣れました。
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