少年は冒険の旅にでる。配達人として。おすすめですよ!

鼠の耳を持ち、爽やかに笑う少年、セイル。
彼は、スラム街の孤児院にいます。
街から遠出はしたことがありませんでしたが、配達人として、冒険の旅に出ることになります。

生意気……でも、本当は怖がりで素直なところのある、妖精の少女、アマリリスを旅の相棒に。

空を滑空して。
風とともに。

セイルの素直な性格と、アマリリスの小生意気さが絶妙で、良いコンビです。

話の盛り上がりも、中編というボリュームを考えると、丁度よい。
ギャグ風味もあり、読みやすい文章です。

「ヒマを持て余した神々のアソビ」のスピンオフであり、時間軸の整合性がきちんととられた物語ですが、未読でも楽しめますので、ぜひ、気軽に読んでいただきたいですね。

おすすめですよ。
ぜひ、ご一読を!