「妖精」のお題で描かれたとてもきれいな、とても純粋なお話でした

ボーイミーツガールのタグを付けられていますが、まさに

少年の無垢なこころが妖精を呼び、命をつないでいくのだと感じました

あまり語るとネタバレになるので避けますが、物語から得られる感動はきっと童話的なきれいさだけではないところにもあると読後に感じています

サキュラの可愛さにほだされ、タイチの純粋さに心揺さぶられながら、桜を見る目も変わると思えた秀作でした

両親が離婚して、母親の実家に引っ越してきた少年、タイチ。
心に孤独をかかえるタイチだが、庭にはえた、大きな桜の木が、その心をなぐさめる。
そして、少年は、出会う。
ちいさく、ぷるぷる震える、桜の妖精と───。

素敵なボーイ・ミーツ・ガール、爽やかなテイストのラブコメです。
おもしろかったですよ！