鼠の耳を持ち、爽やかに笑う少年、セイル。
彼は、スラム街の孤児院にいます。
街から遠出はしたことがありませんでしたが、配達人として、冒険の旅に出ることになります。
生意気……でも、本当は怖がりで素直なところのある、妖精の少女、アマリリスを旅の相棒に。
空を滑空して。
風とともに。
セイルの素直な性格と、アマリリスの小生意気さが絶妙で、良いコンビです。
話の盛り上がりも、中編というボリュームを考えると、丁度よい。
ギャグ風味もあり、読みやすい文章です。
「ヒマを持て余した神々のアソビ」のスピンオフであり、時間軸の整合性がきちんととられた物語ですが、未読でも楽しめますので、ぜひ、気軽に読んでいただきたいですね。
おすすめですよ。
ぜひ、ご一読を!
孤児院で暮らす鼠人族の少年セイルは、配達の仕事をこなしながら孤児院を助ける心優しい男の子。
いつか街の外を見てみたいという夢を持っていた彼の元に、ついに街の外への配達依頼が舞い込みます。
ただし、依頼人から頼まれたのは手紙を届けるだけではなくて、ちょっと生意気な小さな同行者を連れて行く事で——!?
こちらのお話、作者様の別作品、『ヒマを持て余した神々のアソビ』のスピンオフとなっていますが、この作品だけでも十分楽しめますので、是非サクッと読んで頂きたい!
そして、世界観や登場人物に興味を持って頂けたら、是非本編も読んで頂きたい! そんな作品です✨
両方読めば、相乗効果でますます楽しめる事請け合いですよー(*´∇`*)