4 書き手ゆえに失敗してしまうこと

 感想を書く時に注意しなくてはいけないのは、あくまでも感想は『もし自分が登場人物の立場、視点だったなら』という位置から書くということ。


 そしてこういったサイトで書いている人というのはほとんどが素人。

 義務教育の中で国語の文法などを一応教わるけれど、その範囲は年代によっても若干変わってくるし、学校によっても多少の違いがあると思う。

 つまり教わる内容がwebも含めるか、もしくは紙のみなのかでも違うわけだ。

 そして環境が違えばサイトの見え方も違う。


 たまにwebの書き方マナーにうるさい人もいるが、マナーどうこうよりもまずは楽しく書くべきだと思う。

 かく言う自分もいまいち括弧のルールが分かっていない。

 なので間違った使い方をしている可能性は大。だが、こういったエッセイで重要なのは伝えたいことが伝わることだと思うのね。

 マナーばかり気を付けていても怪文書じゃ意味はないでしょう?


 結論から言えば、書いている環境によって読みやすさの基準は変わるし、紙本に慣れている人と慣れていない人では空行の使い方は変わる。そして人によって見やすい1Pの文字数も違う。

 例えば1Pに入れられる最大文字数が3000文字と定められていたら、ある程度どの作品も読みやすさは著しくかわらないと思うのね。

 けれども1万以上入るサイトがほとんどであり、書き手に自由選択を委ねている。

 なので自分基準の物差しで相手に対して指摘すべきではない。


 指摘は求めている人にしてあげたらいい。

 求めていない人にするのはそれこそマナー違反。

 字下げに関してもそう。読み辛いから嫌なら読まなければいいだけ。

 合わないものは閉じるというのが大切なマナーです。


 サイトの規約に書いていないことは基本、使い方が間違っていようと違反ではない。それよりも自分の思想を押し付けることの方が法律に反する場合もある。

 トラブルを避けるためにも、余計なことを言うのはやめましょう。

 皆、サイトと利用契約をしているのであって自分と契約しているわけではないので。サイト側がダメと言わない限り、OKベイベーです。


 本人が、間違っているのがヤダなと思えば勝手に直すことでしょう。

 人は人。自分は自分。

 本当に文字を読み慣れている人は、なんのルール間違いも気になりません。

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