優しい悪魔と強い少女の切なくも温かい物語り。

読んでよかった! と声を大にして言いたい作品です。

情景描写が美しく、頭の中に光景が浮かびます。舞台は日本ではありませんが、すっと物語の中に入っていけました。

悪魔と少女という組み合わせもとてもいいです。

これは私の好みなのですが、悪魔のキャラが本当に大好きで……。大人びた少女のキャラとマッチしていたと思います。

その反面、悪魔の名をひらがなで呼ぶ少女に舌足らず感が出ていたり、そんな少女の世話を甲斐甲斐しく(本人は不本意でしょうが)焼く悪魔がいたりして、始終「この2人可愛いな!」と机をバンバン叩いてました。

そうして積み重ねてきたものがあったからこそ、結末には思わず涙しましたが、最後は救いのある展開でよかったです。

暑苦しく語ってしまいましたが、最後まで読ませていただいてありがとうございました。
これからも応援しています。