好きな子への告白の仕方が分からず、ジタバタしていたら? 他の男に彼女をもって行かれたぞ!

神石水亞宮類

第1話好きな子への告白の仕方が分からず、ジタバタしていたら? 他の男に彼女をもって行かれたぞ!



そもそも好きな女の子ができたら? どうやったら彼女に告白して

いいのか分からない僕は、彼女を他の男にもって行かれてしまった!

”親や先生は僕に、好きな女の子が出来たらどうやったら? 告白したら

いいのかなんて教えてくれなかったよ!”

だから僕は好きな女の子を他の男に取られたのだろう。

これは親や先生がすべて悪い!

こういう事は、”子供に教えておくべきことではないのか?”

いつか大人になる過程で、子供が好きな子が出来るのは必然の事なのに、

そんな事も大人は僕に教えてくれないのか?





 *




・・・そしてあれから、3ヶ月後。

僕の大好きだった女の子と僕から彼女を奪った男がとうとう別れた!

こんなに早く、別れるぐらいなら僕にチャンスをくれても良かった

じゃないか!



しかし僕は既に彼女の事は冷めてしまっていた。

他の男と簡単に付き合うような女に僕は興味がない!

もう彼女があの男と別れようが、またヨリを戻そうが僕には関係ない。

それより他の女の子に僕は興味を持っていた!

隣のクラスの熊谷加保留ちゃん。

いつも元気で明るい女の子なんだ!

僕はそんな彼女を見ているうちに、好きになってしまった。



・・・でも? 今度は出来るだけ早く! 彼女に告白しようと思った。

また他の男に好きな女の子をもっていかれてたまるかとね!


だけど? どうやって女の子に告白しようか?

僕は男友達に相談して、手紙にして渡すことにした。




 *



・・・そして次の日、僕は好きな女の子に僕が書いた手紙を渡す。

そして思わぬ展開に!?



まさか? 僕が彼女に書いた手紙が掲示板に張り出されていたんだ。

しかも? 皆が群がって携帯で写真を撮る奴もいるし、僕を撮る奴

までいたんだよ!



『な、なんで、こんな事に、、、!?』

『お前、熊谷加保留が好きなのか!』

『キモイな!』

『何が手を繋いでキスしたいだよ!』

『熊谷、お前の事! キモがってたぞ!』

『・・・えぇ!? そ、そんな、』



僕は好きになる女の子を間違えていたのか?

こんな事をする女の子じゃないと今でも僕は信じてる!





 *




『前から嫌いなタイプの男の子だったんだよね、アイツ!』

『でもさ、加保留! これは酷過ぎない?』

『仕方ないじゃん! 目も合わせられないぐらい嫌いなんだから!』

『・・・・・・』

『まあ、私だって! これでアイツがイジメに合うのは嫌だから、

それは絶対に阻止するけどさ!』

『・・・ううん、』

『だけど? アイツとは、付き合えないわ!』

『・・・まあ、そうだね、』




僕は好きな子が出来たら? どうやったら上手くいくのか知りたいだけだ!

もうこんなの懲り懲りだよ。

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好きな子への告白の仕方が分からず、ジタバタしていたら? 他の男に彼女をもって行かれたぞ! 神石水亞宮類 @kamiisimizu-aguru

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