AIのべりすとを使って小説書いてみた~AI執筆のススメ? それともAIリライト体験記~

みどりの

AIのべりすとを使ったら自作(R15)がR18に“超変身”した話

初めてみどりのの作品をお読みになられる方は初めまして。

いつも読んでくださっている読者の皆様はありがとうございます。

実はこうして創作論を書くのは初めてですので、気軽に読める読み物になっていればいいなと思います。



みどりのは昨年カクヨムデビューしたカクヨムオンリーの作家でした。

デビュー作「幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う」(以下、自作)を半年ほどかけて完結させて、最近は忙しかったので番外編やSSをちょこちょこ書いていました。


二ヶ月半ほど前にカクヨム運営より性描写に関して警告を受け、その際はR18引っ越しか!? と覚悟をしたことがありましたが簡単な修正で事なきを得て、いまだにカクヨムの片隅にて作品を楽しんでもらうことが出来ております。



ならば、18

興味のある方は続きをお読みください。



あるカクヨムユーザーとのやり取りの中で「AIって好きじゃない」という話が出てきて、今までに触ってきたAI人工知能がAIとは名ばかりの人工無能のみであったみどりのは一度AIを実際に使用してみることにしました。



選んだのは「にほんご文章・小説AI AIのべりすとβ2.0」という文章・小説に特化したAIでした。

参考 URL:https://ai-novel.com/



この「AIのべりすと」はフリーアカウントのユーザーに対しては「4000文字の入力した文章から約350文字の小説を出力する」というサービスを提供しています。


これは基本的には4000が対象となり、その文章の癖、登場人物、出来事などを反映して350するという仕組みで、繰り返すと4350字→4700字→5050字→……とどこまでも長く小説を書いていくことが出来ます(参照されるのは後ろからですので、5050字から文章を生成する時点で1050文字はAIの文章を参照してAIが文章を作っていることになります)。


もちろん機能的にキャラクター設定を読み込ませたり、用語を登録したりともっと思い通りに使えるサイトです。


興味を持ったみどりのは、まず手始めに自作幼馴染を……の「第1話 俺が見間違えるはずがない」を入力して文章を生成させてみました。

(以下、「幼馴染を……」のことを原作と呼びます)



結果……見事にされてきました。



いや、1話はセンセーショナルな物語にしようとちょっと煽り気味に書いていた(結果R15でデビューすることになった)ので結果自体は納得しているのですが、その時に1つ驚いたことがありました。



「AIは18禁の文章が上手」なのです。



これは全てのAIに当てはまることではないのでしょうが、「AIのべりすと」の機械学習で入力された文章の影響なのか、どんどんを使った文章を出力してきます。


ここにそのまま貼り付けたらみどりのが垢バンされるような見事なポルノ小説が出力されて来ました。


もちろんキャラクターの男女の性別がしっかり理解できているわけでないので、そのシチュエーションに置かれているキャラクターに対しておかしな行動をとったり、3人しか登場人物がいないはずなのに1人に対して3人がリアクションしたりとおかしなことは沢山します。

(縛られている男主人公に男が襲い掛かったり!?)



出力を続けると、原作には登場しない恭介主人公の妹が登場!

その妹まで西田先輩寝取り役の餌食に!?


という感じで物語はどんどん進んでいきます。もちろん陽菜ヒロインヒナ裏・ヒロインの入れ替わりなど存在しないため、主人公は最終的に悪役キャラの毒牙にかかる展開になりました。

(↑原作ファンの方は見なかったことにして下さい)


ある意味ではAIの創造性にショックを受けたみどりのはそのままその出力されていく物語(ポルノ小説)を小説として成立する形にしてみたくなりました。

(原作者としてはかなり笑える小説でした)


ノクターンで公開することを前提にリライトするために、主人公は女体化することになりました。

(さすがに主人公が掘られる小説はノクターンでも需要はないと判断しました)


AIのべりすとでは読み込ませる文章はどこからでも書き直すことが出来ます。

恭介くんが女体化することにした時点で登場人物の名前を全て変更(西田先輩のみ残した)し、全く別の小説としてリビルド? していくことにしました。




このようにして誕生した女体化主人公・響輝ひびき君の物語は「【R18】幼馴染と妹を寝取られた俺がTSして肉便器に堕とされた」(以下、「肉便器」と呼びます) という身も蓋もないタイトルの小説として公開され、総文字数3万3000字、全12話の物語としてノクターンノベルズに公開されました。

https://novel18.syosetu.com/n8117ix/


公開3日間でPV数は6,517PV、AI出力で数時間で作って公開した小説としては面白い結果を得ることが出来ました。

(もちろんAIを使用して作成していることを公表しています)



*******



ここで頭に浮かんだが、原作をそのままR18リメイクしてみるというアイディアです。


みどりのがR18小説を、それは「面倒くさいから」です。


ストーリーや心情を書き進めたいみどりのにとっては性描写を延々続けないと読者を満足させることが出来ないR18の小説は不向きです。

(エッセンス的な性描写や男女の愛の確認としての性行為を描くことに躊躇ためらうことはありません)


原作は性行為に関しては「」ということは明確に表現されていますが、「」はほとんど出てきません。


そのため、「」を書いてみるのがAIを使ったチャレンジ課題として出てきました。


あっという間に生成出来た(推敲は文章や内容がおかしい部分だけでストーリーラインはほぼAI任せだった)「肉便器」と違い、「ハーレム」はストーリーに沿った性描写が必要になります。


ただ、出力するだけではなく出力された文章に細かく手を入れて軌道修正、描写を正しくしていかないといけません。


そのようにして出来上がったのが「【R18】幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う(成人版)」(以下、「ハーレム」と表現します)になります。

https://novel18.syosetu.com/n7872ix/



こちらは原作中でもエッチな度合いが高かったエピソードである「255話」「258話」「259話」の3話をチョイスしました。

(それぞれみおによる手ほどき回、しずくひよりの初めて回、のどか初めて回 というファンから見たらある意味豪華なラインナップです)


興味のある方はご覧ください。もちろん18歳以上の方しかお読みいただくことはできませんが。


このようにして出力された「ハーレム」は、前後編に分けたこともあり、全5話で72,681文字、PV数は3日で1,971PV読んでもらうことが出来ました。


元の3話の合計が7,511文字であることを考えると、R18リメイクは10になることが分かります。


つまり、ある程度のクオリティの18禁小説を書こうと思ったら、台詞や擬音、性的興奮を煽るための描写などに10がかかり、ストーリーを進めることが出来ないということになります。


やはりみどりのはR18作家になるのは不可能なようです。


が、ここで18禁描写が大得意な文章生成AIである「AIのべりすと」が大活躍します。

面倒くさい描写をポンっとボタンひとつ押すことで350文字ずつ生成してくれるのです。


例えば当たり障りがない部分を引用すると今ボタン一つで生成された文章はこんな感じです。

--------------------AI出力---------------------

「え? 何このお姉さん最強すぎるでしょ。彼氏が他の女にとられるかもしれないって状況に不安も見せないどころか愛されてるから余裕だったの?」

「す、すごいんだよ……ひよりちゃん、今のうちから上下関係をはっきりさせとく必要があるんだよ」

横になっていた2人がヒソヒソやってるけど気にしない。

「じゃあ、2人のラブラブなところをみせて貰ってたら私の出番無くなっちゃうし、私は恭介くんに今聞きたいことがあってね」

--------------------ここまで---------------------

【※正直この文章はかなりの失敗作ですが、口調なんかはかなりトレースしてくれています】



もちろん好みの表現もあるでしょうし、「ひよりはこんな事言わない」なんて思うこともあります。

しかし、学習するとある程度語尾なども合わせてくれるので労力を軽減しながらR18小説を書くことが出来るでしょう。



ということでR18版を公開してみたんですが、あくまでもカクヨム優先です。

カクヨムではAIを使った文章をのせようと思いませんし(日常描写は別にめんどうくさくないので)R18作家になるつもりもありません。



カクヨムファンの皆様で自分の好きなキャラクターでR18描写そういうことはして欲しくないという意見が多ければ自分としては削除する方向でも特に構わないと思っているくらいです。

(もっとも作中で性行為をしていると明確に描写しているので詳細を描いただけではあるのですが)



長々と書きましたが、AIは現状では小説を書かせるのは



小説を書く人間の使(みどりのの場合はR18特化)。



以上のような結論になりました。



【雑感】

AIのべりすとはある意味ではスマホの予測変換と同じです。

予測変換で出てくる文章を採用するか、すべて破棄するか、一部採用するか、判断するのは利用している人間の判断です。


そういうサポートとして使うには十分に有用と思いますのでAIを一方的に嫌うことなく、道具としての活用も視野に入れるのがこれからは大切かなっていうごく当たり前の結論にたどり着きました。

(機械学習の学習元問題などは別の問題ですのでここでは議論の俎上に上げません。)


ということで、せっかくですのでAIを使うことで生まれた2つの作品を紹介してこの文章を終わります。


【R18】幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う(成人版)

https://novel18.syosetu.com/n7872ix/


【R18】幼馴染と妹を寝取られた俺がTSして肉便器に堕とされた

https://novel18.syosetu.com/n8117ix/


以上、二作品をご笑覧ください。



いつかChatGPTを使ったAI文章生成にもチャレンジしてみようかな?

その時は第二弾を書くかもしれません。

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AIのべりすとを使って小説書いてみた~AI執筆のススメ? それともAIリライト体験記~ みどりの @badtasetedog

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