#小説どうやって書いてますか

Xで「#小説どうやって書いてますか」がトレンド入りしているらしく。


これエッセイのネタになるかな?と、自分の今のやりかたを書いてみることにしました。

(現在のやりかたです。たぶん、何年後かにはまた変わっていると思います。)


10万字以上の長編の場合です。



①ネタ出し


思いついたシーンや言葉(単語や文章)を書き出したり、参考になりそうな書籍などをパラパラと読んだりしながら、使えそうなものや気になったものなど、片端からメモしてゆきます。

長編なら一ヶ月以上はネタ出しします。


こうやって作品イメージやテーマなど、屋台骨を固めていきます。



②プロットづくり


作品の屋台骨がかたまってきたら、プロットをつくりはじめます。

集めたネタのメモから使えそうなものを取捨選別し、シーンを組み立て、頭からラストまでつながっている一つの粗筋をつくります。


最近は、付箋ふせんを使ってプロットを組んでます。

大きめの付箋にシーンを書き出して、ノート(紙の)に順番に並べていきます。


続いて小さい付箋で、細かな出来事や、情報開示のタイミング、登場人物の感情の変化、伏線や伏線回収など、その他なんでも書き出して、シーンの付箋のとなりにペタペタ貼っていきます。

一目瞭然になってわかりやすいです。


若い時は頭の中だけで組み立てられたのですが、最近はもう脳の劣化でこうしないとごちゃごちゃしてわからなくなってしまって(泣)


小説を作るうえでこの作業が一番楽しいです!

ずっといじり回していたいけど、文章を書かないと小説は完成しないのだ……。


最後に矛盾や無理がないかな? とザッと確認し、Wordでプロット(箇条書き)にしていきます。



③プロットに肉付けしていく。


プロットを筋道にしてお話を書いていきます。

冒頭からの順書きでなく、書きたいところから作っていきます。

なので、真ん中のシーンが最初に完成したり、冒頭が最後に完成したりとかよくあります。



④登場人物のキャラクターを考える


プロットの肉付けを2〜5割ほど終えた時点で、キャラクターを考えていきます。


登場人物を、物語を進めるためののっぺらぼうのコマから、人格をもった人間に変えます。


キャラクター作りはどうも苦手で……。

どうしてもキャラクターがつかめないときは、キャラクターシートをつくることもあります。


キャラクター作り、大事なところなのでうまくなりたいです。今後の課題です。



④続、肉付け


キャラクター設定と並行して、プロットにそって淡々と文章を作っていきます。

書いていくと、矛盾が出たり、変えたり膨らませたいところが出てくるので、その都度直して、物語の整合性を保ち、精度をあげてゆきます。



⑤穴埋め


さて、お話はあらかた完成しました!

あとは適切な単語や表現がみつからなくて空欄にしているところを埋めていきます。


ここが一番キツイ! 時間もかかるし……。

でも使う言葉選びが作品の色や個性になると思うので、息切れしながらも頑張ります。

→初稿完成。



⑥寝かす


二週間以上、寝かします。

すると誤字やおかしいところや矛盾がガンガン出てくるので直します。


→とりあえずできあがり!



こんな感じで作ってます。

楽しいのは②のプロットづくりまでだったりします。


プロット完成するまでは、日常生活で常にずっとお話のことを考えていて、その間、多幸感に浸ってます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

うろこの隙間 うろこ道 @urokomichi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ