こんばんは。雪月さんからギフトをいただきました!
いつも応援ありがとうございます。すごくはげみをいただいてます!😊
たまには読んでいる本のお話でもしましょうか。
今は新田次郎作『八甲田山 死の彷徨』を読んでいます。
本当はカクヨムコン用の短編を書き終わってから読もうと思っていたのですが、我慢できなかった……。
時代は日露戦争直前、青森県八甲田山における日本陸軍の雪山遭難事故を題材にしたお話です。
ドキュメンタリーですね。
夕ご飯を作りながらや、長男の期末テストの勉強に付き合いながら隙間時間に読み進めているのですが、もう、面白くて面白くて。しあわせだー!
わたしの故郷が新潟のたくさん雪の降るところなので、雪が圧倒的で恐ろしいものというのは子供の頃から経験として知っていて。
寒いってのだけでもかなり死ねる要因なんですが、雪って物量としてのパワーが物凄いんです。
イメージとしては、水や氷というよりも、砂が近いかもしれません。空から何ヶ月も降り続く氷点下の砂。解けないですしね、春にならないと。
で、表紙をくってすぐ、八甲田山の雪中行軍経路の地図がはさんであるのですが、死体発見位置の赤点が駒込川に沿ってブワーッと記されているわけですよ。
ああ、私はこの悲劇をこれから見るんだと思うと、もう読む前からゾクゾクがとまらないわけです。
圧倒的な力になすすべもない無力感ってたまらないですよね……。
読み終えたのは2/5ほどで、まだ誰も亡くなってないのですが、これからの展開がとっても楽しみです!