主人公の運命に涙

隼人には裏切られてしまったものの、隼人に裏切られたからこそ、ラストに繋がる出会いがありました。
「裏切られてよかった」だなんて口が裂けても言えないけれど、人としての道理を外れたおこないをすればそれ相応の報いを受けるし、誠実に生きていれば最終的には幸せをつかむ。
和佳子が馬鹿を見ることにならずに、いち読者として胸をなでおろしました。
実話が元とのことで、おそらくモデルになった方がいらっしゃったのかと推察しますが、その方が物語と同様、幸せを掴めていることを願わずにはいられません。