140文字という限られた世界の中で、アイデアを言語化し、プロットに落とし、印象的な結末に導くのは難しいもの。極限まで無駄を省いて、完結に導かないといけない。
(私も書きたいと思いつつ、とても苦手な分野で、全く形にできていません)
旧Twitter(意地でもXとは呼ばない)も、無償プランだと上限が140文字で、
とある創作アカウントでSS(ショートショート)をポストしている方がいらっしゃいます。
初めて目にしたとき、スクロールすら必要のないスマホの1画面に、あっと驚く物語を提供する手腕に感動した記憶があります。
本作はさらにジャンルを「恋愛」に絞り、物語を展開しています。
読み手として楽しみ、書き手として学べる素敵な作品です。
1話が140字以内なので、電車待ちの間、注文した料理を待つ間、TVのCMの間、そんなスキマ時間で読み進められます。
長文が苦手という方にもおすすめです。
ぜひ試してほしいのが、1度読んで次! ではなく、もう1度読み返すこと。
1回目には気づかなかった伏線や、素直に読んだ時とは捉え方ががらっと変わるような一文・単語が隠れていたりします。
本作の手品のような物語展開と、手腕を、感じてみてください。