概要
私は流れ星に最後の願いをこめた――
深夜、何の物音もしない深い森の奥。
森の外からでも見えるほど明るく輝く広場に私はいた。
身体中から力が抜け、もう立っていられない。
私は起き上がらない身体を引きずりながら、粗末で小さな墓標に腕を絡め、刻まれたその名前に口づけをした。
地面に身体を横たえ、夜空を仰ぐ。
満天の星の下、薄らいでいく意識の中で、私はこれまでの日々を思い返していた――
☆お題: 二年後の流れ星☆
森の外からでも見えるほど明るく輝く広場に私はいた。
身体中から力が抜け、もう立っていられない。
私は起き上がらない身体を引きずりながら、粗末で小さな墓標に腕を絡め、刻まれたその名前に口づけをした。
地面に身体を横たえ、夜空を仰ぐ。
満天の星の下、薄らいでいく意識の中で、私はこれまでの日々を思い返していた――
☆お題: 二年後の流れ星☆