自分のものにしてみたい言葉ってきっと、ある。

本を読んだり物語を書いたり、自分と対話せずにいられない人って、きっとちょっとした時間に何か考えている。
おそらくそれは仕事には全く役に立たないものだったり、人に話すと怪訝な顔をされるようなことだったり。
でも、考えちゃうんですよね。無駄なことを。
そしてそれは何にも替えがたく、大切な時間。
この作者の言葉は、おそらくあなたの心のどこかにある。
そして、言葉に出来なかった景色がふと目の前に現れたとき、まるで自分を取り戻したような気になって、そして自分のものにしたくなる。
僕も、この作品を読み終えたとき、いくつもコメントで捕捉したくなる衝動に駆られました。
それはまるで、短歌の上の句だけを渡された時のモヤモヤ感。
下の句がリズムに乗って引き出されるあの感情は、きっとあなただけの言葉があるから産まれるもの。

実はすべてにひねくれたコメントを返してやろうかとも思ったのですが、流石に気が引けたので一つだけにしました。笑