第6話 簡単にわかる長所の探し方


「貴方の長所はなんですか?」


 就活で名前の次に聞かれる質問かもしれない、これにパッと答えるのは難しい。それっぽいことを練習しても、本当に秀でている所と言えるのか?自信なんて持てない。


 そこで今回の話は「本当の長所、才能の探し方」だ。結論から言うと「他人が難しそうにやっているのに、自分にとっては簡単なこと」である。


 まず才能、長所というのは、その人の「特性」のポジティブな面だけを指すものだ。特性は遺伝による要素が大きい。望んだ才能を後から手に入れることができない事実は、残酷に聞こえるかも知れないが、それほど悲観する必要はないかもしれない。

 

 なぜなら人は特性に合致する行動は「苦も無く」やることができて、他人からも評価されやすく、結果的に好きになりやすいからだ。好きこそ物の上手なれ。


 特性は努力の否定ではなく、努力すべきところがどこなのかを教えてくれる。人類上位25%に入れる程度の小さな特性でも、3個4個と組み合わせてみれば、他の人より圧倒的に優れた働きが出来るようになる。


 そこで小さな才能を見つけるために、あなたの子供の頃からの思い出を振り返ろう。ポイントは「他人より秀でていた」という他者評価ではなく「簡単にできた」という思い出だ。ついでに逆パターンの短所も洗い出すといい。短所と長所は表裏一体だ。


 そしてもう一つ注意したいのが「自分が簡単できることは、人も簡単にできると思い込む」ことだ。これくらいみんなできるでしょ?という意識が、長所の発見を邪魔してしまう。


 たとえば私だと、他の人が大変そうにしていた受験勉強は黙々とマイペースに進めて楽しくできた。「黙々とマイペースに勉強」は今現在も役に立っている私の特性だ。絵も小説も評価が少なくても自己成長を楽しんで黙々とやることができ、評価はともかく何もしないよりは前に進めている。


 長所にあったやり方は自分を楽にしてくれるし、結果もついてくる。今後も大切にしていきたい考え方だ。


■本の紹介

 ジェームズ・クリアーのジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣を聴こう。https://www.audible.co.jp/pd/B087FDQBK4?source_code=ASSOR150021921000R


 第18章のアウトプットです。やはりこの本は名著!

  



 


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