読めばどんどん謎が解けていく、陰謀と絡むラブストーリー!

誘われたお茶会にて、英雄にして美貌の騎士サイラスに声をかけられた『ニセモノ令嬢』ことリーリエ男爵令嬢。
初対面のはずなのに声をかけられ、――しかもなぜか、サイラスに突然剣を突きつけられてしまう!?

「俺と結婚していただけますか」

「……は?」

最低最悪の求婚をされたリーリエは、とにかく生き残るためにOKを出す。そして始まる監禁生活に、測った覚えないのないのにピッタリのドレス。
ゾッとすること連続だが、何故ここまで彼が自分に執着するのかわからないリーリエ。

「あなたには訳の分からない状態でしょうけれど、これには意味があるのです」
「俺は今度こそ、君を失わない。必ず守ってみせるから」

さらにリーリエのそばには、美男子ジェレミアが近づいてくる。どれもこれも心当たりが無さすぎて戸惑うリーリエ。
そんな中、オディール王国では皇太子を廃そうとする動きがあって……?