やっちゃった。本当のことを知りたいだけで、殺すつもりはなかったんだけど

 冒頭数話、かなり残酷な場面で始まる、この物語。
 それだけに、世界観はずばりと伝わってきます。
 
 クズとも言える、この世界の冒険者たちの、考え方や行動や裏の顔を、宿屋の娘ラベルタが暴いていきます。
 なんとその方法が、穢具による強烈な拷問。

 しかもラベルタ自身は、そんな恐ろしい拷問をしたり、穢具を扱えるような、おどろおどろしいイメージの娘ではないのです。
 血まみれの彼女が、最後にたどりつくところはどこなのでしょう。

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